長い夢
―私 is not 荷物―
かくかくしかじかでテニス部のマネージャーになってしまった私。
あ、説明するの面倒だから、詳しくは―不審者の友達―でも読み直してよね!
でも、はるばる海を越えた島国でもマネージャーをやらなきゃいけなくなるなんて思わなかったよね…
なんてことを思いながら学校へ向かう。
アレ?なんか今日は校門が騒がしい…?
生徒「そういえば今日って服装検査じゃなかったばー?」
生徒「じゃあ、朝から委員長が見れるあんにーvV」
なんて会話が聞こえた。
へぇー。やっぱどこの学校でも服装検査ってやるんだー。
女の子の反応を見ると、その委員長とやらはイケメンなのかしら?
平「やー、スカート短すぎあんに。違反やっしー」
ん?
なんだろう。眩しいくらいの金髪が見える…
よし、ここはさささーっと通りすぎよう。なんか、すごく関わりたくない
『…そーっと、そーっと…』
平「おい」
『(ぎくっ)な、なんでしょーか?』
平「ぬぅしてるんばーよ。咬み殺すんど?…ハブが」
『え、雲雀さん?なんで?』
平「だって、わん、風紀委員長あんに?」
『その髪でΣ( ̄□ ̄;)まーたまた、そんなご冗談を…』
生徒「風紀委員長、裏門から入ろうとしていた輩を確保しました!」
平「ん、ご苦労」
『なんか、すっげー委員長っぽい!』
平「やくとぅ〔だから〕、委員長だっていっちょーさに…」
いやいやいや。どうなってるんだい、この学校は?
金髪で風紀委員長って、どうなの?
平「やーの服装は…まぁいいか」
『ちょ、なにその投げやり?大体アンタが引き留めたんでしょ?もっとこう、なんかない訳?』
平「…あー、もうちょいスカート短いほうがグッとくるさぁ」
『そんなんじゃねぇよ』
お前の好みは聞いてないっての。
もういいや。さっさとクラスに行こう。
『じゃ、私クラス行くから』
平「おぅ」
そんな会話を交わしてクラスに向かった。
なんか悔しかったから、スカート丈は絶対変えてやらない。
そう心に決めた。
授業中、みんながノートを取ったり、居眠りしたりしている間、私はなにをしているかというと…
本を読んでいます。
その名もこれで君も沖縄人!
ご丁寧に“沖縄人”のところに“うちなーんちゅ”ってふりがながふってある。
『…それぐらい分かってるっての』
平「ちゃーさびたが?」
『え、なに?“ちゃーさびたが”?…えっと、ちー、ちー』
平「?」
『あった!えーっと、“どうかした”?へぇー、そんな意味なんだ』
平「ぬぅ読んでるんば?…“これで君もうちなーんちゅ”??」
『アンタらがなに言ってるか全然分かんないから、勉強』
平「聞けばいいあんに」
『そしたら会話になんなくなっちゃうよ』
平「そーか?」
『うん』
事実、転校してきてから何度会話を中断させようと思ったことか。
それをしなかった私、めっちゃ偉い。
だれか褒めて。いや、崇め奉って。
平「たーも奉らないさぁ」
『“たーも”?…あ、誰もってことね?』
「…やー、引くの早いあんに」
『そう?あ、さっきので“ち行”開いてたからじゃない?』
平「あぁ!」
なんて、金髪君もとい平古場と話してたら(やっと名前覚えたんだ!)授業は終わった。
『さぁーて、授業も終わったし帰るかな゛っ!?』
授業も終わったし、今なら素知らぬフリして帰れると思って一歩踏み出したら、襟首をひっぱられた。
ちょ、首締まってるんですけどォォ!
平「ぬー帰ろうとしてるんばーよ?これから部活あんに?」
『ブカツ?ナニソレ、オイシイノ?』
甲「ぬーんち〔なんで〕カタコトば?」
『え、気分?ってか、“おいしいの”ってゆー質問スルー?スルーしちゃうの?』
甲「…あ、あえていうなら…塩味?」
平「それは海で練習してるからやっし。」
『海で練習してるの?』
甲「まーな。っつっても、理不尽な練習ばっかだけどやー」
『理不尽…!?え、私そんな部活に行かなくちゃいけない訳?』
その理不尽な顧問と榊太郎(43)、どっちがマシかしら?
なんて、真剣に考えてると甲斐が上を見上げた。
甲「あ、知念!ちょうどいいあんに、コレ運んで欲しいさぁ」
コレ?
そんな大荷物あった?
周りをキョロキョロ見渡すけど、どこにもそんな大荷物はない。
そう思ってたら、知念が近づいてきた。
知「…(ヒョイッ)」
『コレって私かー!ちょ、名前 is not 荷物!降ろして!降ろして!』
なんてゆーの?
今私は知念の肩に担がれてます。
背高いから普通に怖ぇぇよ!
知「?」
平「あい、早く行かないと永四郎に怒られるんどー!急ぐさぁ」
甲「知念、やーも走るさぁ!」
知「(コクリ)」
『や、ちょっと待t――いやぁぁぁぁぁ』
木「遅かったね」
平「これでも頑張った方だぜー?」
甲「知念なんか、コレ抱えて縮地法したんどー?」
『…コレ、扱い…しな、で…おぇっ』
知「大丈夫ば?」
『…心配するくらいなら、あんなスピード出さないで欲しかったよね』
木「やれやれ。これではせっかくのマネージャーが使い物になりませんね」
平「しょうがないやー。部室まで連れてってやっから、そこで休んでろ」
『うん』
そう言って平古場は私を横抱きにすると部室に向かった。
ナチュラルにお姫様抱っこされたのがなんか悔しかったから、ほっぺひっぱってやった(抵抗したかったけど気持ち悪くてそれくらいしかできなかったの!)
平「じゃあ、わんは戻るから良くなったら来いよ?」
『…ん』
そう言って平古場は部室を出ていった。
と、いう訳で、私名前ちゃんは少し休むことにします。
管理人が次の話書き終わるまで、ぐっすり寝てるからそのつもりで。
じゃ、おやすみー
†続く†
☆あとがき☆
なんかもーグダグダ。
諒に連載は向かないってことがはっきり分かった瞬間だね、こりゃ(;^_^A
そして、田仁志を出し忘れたとかそんなオチww
ゴメソ、タニー(笑)
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