[携帯モード] [URL送信]

長い夢
―テニスと縁があるようで―
そんなこんなで月曜日になりました。

学校だるい。サボってやろうかしら

っていやいやいや、初っ端からサボっちゃ駄目だろう、自分。

でもサボりたいぜ、チクショウめ…!(涙)



職員室

先「おぉ。名字、やー〔お前〕のクラスが決まったぞ」

『ドコですか?』

先「3年2組☆

『…はぁ』

え、なに?某ドラマの“3年B組☆金〇せんせーい”トカ言うノリですか?意味不なんですけど。

殴っていい?ねぇ、殴っていい?

いや、落ち着け。大人になるんだ名前。

『早くクラス行きましょうよ。眠いんで

先「(可愛くないガキだ)」

なんか失礼な単語が聞こえた気がするけど…まぁ許してやろう。

私、大人だから。



だらだら歩いてたんだけど意外に早く教室に着いちゃった訳で。(そりゃそうだろうな!)

先生に待ってるように言われたけど、めっちゃ緊張してきた。

どうしよう。私そんな女々しいキャラじゃないのに!

どっちかっていうと――

先「よーし!大きい独り言はいいから、入ってきて自己紹介すれよー」

ですって。

ちょ、先生まで私の心の声に反応しなーー

先「早くしろって言ってるあんに(黒笑)」

『さーせんっしたー!!…えっと!今日からお世話になります、名字名前です!前は氷帝にいました!よろしくお願いします!」

なんだろう。この先生は黒属性のニオイがするよ。

チョタとか、ジロちゃんの機嫌を損ねた時の、あの嫌な感じがしたよ。

もう逆らうのやめよう。

私、まだ生きたいもん

先「名字の席は窓側の空いてる席な。」

窓側ねぇ…日差しがポカポカ、眠くなるね。

先「寝るなよ(黒笑)」

わー。全然眠くならなーい!

…あぁ。心の中ですら自由にさせてもらえないんですね。

ま、とりあえず席につこう。うん。

で、座ろうとしたら早速話し掛けられましたよ。金髪ボーイに。

地毛か?地毛なのか?

平「わん〔俺〕、平古場凜っていうさぁ。で、わんの前の席の赤い帽子被ってるのが甲斐裕次郎。ゆたしく〔よろしく〕頼むさぁ」

甲「わんの分まで紹介するなよ。まぁよろしくな」

『うん!よろしくね(にっこり)』

平・甲「「っ(///)」」

え、可愛く笑ったつもりだったんだけど…なんで固まるの?

そんなに不細工だった!?いや、知ってたけど!

そんなあからさまだといくら私でも傷つくよ!



そんなこんなで、普通に授業が始まりました。

うん。そこまではいいんだよ、うん。問題は……

なにしゃべってんだか分かんねぇーΣ( ̄□ ̄;)

ちょっとteacher、頼むから共通語で話して下さい。

一般ピープルの私には全然分かんないから!



ってゆー私の思いとは裏腹に普通に授業は終わっちゃって、休み時間。

あーあ、早くも授業に出遅れたよ。

あの腹黒教師にバレなきゃいいけど。

そんなこと思ってたら、

女子「名字さんって東京にいたんでしょ?東京ってどんな感じさぁ?」

って話し掛けられました。女子に。

うん。ごめんね?

一応分かるように話してるみたいだけどさ、ところどころなに言ってるか分からないよ…

も、泣いていいかな?

言葉が通じないって、こんなに寂しいことだったんだね!

なんて、ショックを受けつつ、質問に答えた。



きーんこーんかーんこーん

あ、チャイム。次ってお昼だよね?

良かったー!さっきから私の胃、グーグー鳴ってたんだよね。

そりゃもう、死にたくなるくらいに

教室にいてもまた質問攻めされて疲れるだろうから、屋上にでも行こうかな。

そう思ってお弁当片手に屋上へと向かった。

ガチャ。

さーあ、お昼食べよう!

ってお弁当広げて、卵焼きにお箸をぶっ刺そうとしたら、ドアが開いた。

甲「先客ばー?ってやーは…」

平・甲「「名字名前??」」

うわぁーいvV見事にハモったぁ!

ってそんなこと言ってる場合じゃないよ。

人のことを指差すなぁぁぁ!母ちゃんに習わなかったのかテメェらぁぁ!!

『人を指差さないでくれるかしら?』

甲「ごめんちゃい」

知「ぬぅ〔何〕してるばー?早く進めよ」

金髪ボーイと赤帽子君の後ろからやたらデカくて白メッシュの人が出てきた。

その人に続くようにこの間会ったトトロ君と眼鏡リーゼント君が出てきた。

『あ!二人ともこの間はありがとう!』

甲「ぬぅが(なんだ)、木手や田仁志と知り合いだったばー?」

木「俺は少し話した程度ですけどね」

田「ポテチ食うばー?」

『食う食う!』

またトトロ君にポテチ恵んでもらった(今日はのりしお味だったよ!)

平「なんか、餌付けされてるさぁ」

甲「せっかくだから一緒に飯食おうぜ」

って赤帽子君が言ったのは聞いてなかったんだけど、気付けば私を中心に丸くなっていた。

私の意見を聞いてからにしろよ

まぁいいや。ご飯食べよ。

腹が減ってはなんとやらって言うし(悪かったな。覚えてないんだよ!)

知「やー、部活ぬぅ〔何〕やってたさぁ?」

なんか急に話し掛けられたけど、誰だっけこの人?

白メッシュだから、確か…知念って人??

『テニス部のマネージャーだったよ』

甲「しんけん〔マジ〕!?」

『“しんけん”って何?刀!?

木「“しんけん”とは、本当・マジって意味ですよ」

『…あ、そうなんだ。で、マジだけど、私、テニス部のマネージャーはやらないよ?』

平・甲「「なんでさぁー!?」」

またハモった!どんだけ仲いいんだろ、この2人。

『え、だってテニス部のマネージャーになんかなったら、合宿とかで俺様野郎と関西眼鏡と会わなきゃいけなくなるかもしんないじゃん』

そんなの嫌じゃん?会わなくなってせいせいしてるところなのにさ

平「名前にマネージャーやってほしかったさぁ…」

いやいや、だからね?人の話を聞いてたのかな、金髪ボーイ!

ってかナチュラルに呼び捨てしてんじゃねェェェェ!!

『えっと、丁重にお断り致しますvV』

甲「このとーり!ダメ?」

ごふっ(`Д゚).・;上目使い可愛いよ、赤帽子君!

この子、ジロちゃんと似てるかもしれない…

なんか、断ってる私が悪いような気がしてきたよ…

あ!いいこと考えた!

『じゃあ賭けしよう!』

甲・木・田・知・平「???」

『今日の放課後、私を捕まえられたら、テニス部に行ってもいいよ』

平「つまり、鬼ごっこ?

『うん。鬼ごっこ

もっとも、捕まる気なんてないけどね☆

こう見えて、私、あの跡部をまいた(笑)ことがあるんですよ?



そんなこんなで放課後になった訳ですよ。

それとなく出入口の確認をすると、前と後ろの入口を赤帽子君と金髪ボーイが塞いでた。

なるほど。それで出れないようにするのね?

でも甘いな。ここは2階!つまり飛び降りも可能なのだよ!

『甘いな、青少年!私の運動神経を甘くみるな?とぅっ!』

甲「ちょっ!ここ2階あんに!?

平「あっちゃー。まんまと逃げられたさぁ…」

甲「でも下には永四郎が控えてるんどー」

平・甲「終わったな」

そんな会話がされてるとはつゆしらず。

地上に降り立った(笑)私は校門目掛けて猛ダッシュ!

木「見つけましたよ」

走りながら後ろを振り向くと眼鏡リーゼント君が追い掛けてました。

『ちょ、なんでゴーヤ持ってるの!?

そう。

何故か彼はゴーヤを持って走っていた。

眼鏡リーゼント君はゴーヤを装備した。

瞬発力が5上がった。

…ドラク○か!!

木「大人しく捕まりなさいよ。あと、“ゴーヤ”ではなく、“ゴーヤー”ですよ」

『どっちでもいいよ!』

木「よくないですよ」

そんなことを話しながら逃げてます。

でもこの角を曲がれば、入り組んでるから隠れたりしてやり過ごせる!(ハズ)

『はっ、はっ』

見つからないようなところに隠れて、乱れた息を整える。

木「どこに行ったんだ?まさかこの俺が見失うとは…」

眼鏡リーゼント君は携帯を取り出して電話をかけてるみたい。

木「平古場君ですか?すみません、見失いました」

木「分かりました。今戻ります」

パチンと携帯を閉じてもと来た道を戻って行く。

姿が完全に見えなくなってから家路へと向かう。

さすが私!あの跡部を撒いただけあるね♪



家に着いて鍵をまわす。

『ただいまー』

って言っても帰ってくる返事なんてない。

たまに寂しいなーって思う。

まぁ、いいや。

走って汗かいちゃったからお風呂入ろう。



お風呂から上がって、短パンをはく。

上は…あっついしブラだけでいいや。

濡れた髪をわしゃわしゃ拭きながらリビングへと向かう。

あれ?テレビの音がする。

つけっぱだったけ??

ドアを開けると、そこにいたのは…

なんであんたらが私の家にいるのー!?

平「名前遅いさぁ」

甲「っつーか、やー…服着ろ(///)」

『ん?』

赤帽子君に言われて自分の格好を見直す。

って、私上ブラだけじゃん!完璧見られたよ。

やだっ!お嫁に行けないっ!

『きっ、着替えてくる!』



ってかなんで、あいつらが私の家にいるの!?

どうして家が分かったの?管理人、ちょっと答えなさいよ!(名前さん、それについては次回彼らの口から説明させるので…しばしお待ちを。by管理人:諒)

ちっ。ってゆー訳なんで、次の話まで待ってやろうじゃないのさ。



†続く†

[*前へ][次へ#]
[戻る]


あきゅろす。
無料HPエムペ!