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長い夢
―沖縄は暑かった―
『あっつー』

何だよこの熱さ。ハンパないって。

あ、そういえば着いたらジロちゃんに電話するって言ってたんだった。

プルルルルル…

ジ「もっC→」

『もしもしジロちゃん?着いたよー沖縄』

ジ「無事に着いてよかったねー。でも、名前がいなくなって超寂C→しぃ」

『私はあの俺様野郎と関西眼鏡と離れられてせいせいしてるけどね』

ジ「アハハ、でも俺は寂しいよぉ」

…あぁ、なんて可愛いの私のジロちゃんvVお姉さん萌えちゃうよ?

幼なじみとはいえ襲っちゃうよ?

ジ「名前ー?聞いてる?」

はっ!私としたことが自分の世界に入りこんでしまったわ!!

『聞いてる聞いてる!ってゆーかさぁ、新しい学校に馴染めるかすっごい不安なんだけど…』

ジ「名前なら大丈夫だって。保証するC→」

『ありがとー。なんか、そう言ってもらえると、なんとかなりそうな気がする!』

何ていい子なのかしら?

どっかの俺様野郎とは大違いだわ。

『んじゃ、またねー』

電話を切り、月曜日から通うであろう学校を目指す。(ちなみに今日は土曜日)
比嘉中とかいうらしいんだけど、どんな学校なんだろう??



そんなことを思いながら歩いてた訳なんだけど…

ん?

んん?

んんん?

もしかして…私

迷ったぁーー!?

ここはドコ?私はダレ?

ってボケかましてる場合じゃないし!真面目にここドコ?

『そだ!電話!』

携帯があるっじゃーん!

私のおバカさんvV

って思って携帯を開いてみたら

『うっそん、電池切れ?』

はい。ジロちゃんと電話したせいで電池切れたっぽいです。

この携帯電池切れるの早いくね?

今日だってギリギリまで充電してやったじゃん!

まったく、最近の機械はやる気が足りんな。

『真面目にどーしよ…』

思わずしゃがみ込むと、グーってお腹が鳴った。

うん。空気読めよ、私の胃

確かに、昼ご飯食べてないけどさ、なにも今鳴らなくたっていいじゃんか

そう思ってたら、誰かに話し掛けられた。

田「やー〔お前〕、具合でも悪いばー?」

顔を上げて声の方をみると…

トトロが現われた!(←田仁志のことらしいですby諒)

どどど、どうする、私!?

→戦う
 話す
 逃げる
 ポケモン

よし、ここはポケモンで…!

って、私モンスターボール持ってないから。

じゃあ、戦う?

いやいや、体格差を見ても勝ち目ないでしょ。

ちくしょう。とりあえず、あっちの武器を確認しよう。

…………

え、ポテチ?

まさかのポテチ?

よし、可愛くおねだり作戦に変更だ!

『…お腹減った(首かしげ)』

田「(ちゅら///〔可愛い〕)…ポテチ食うか?」

『食う!』

てな訳でポテチ恵んでもらいました。(ちなみにコンソメ味でした。いい味覚してるよ、トトロ君)

田「で、やーはこんな所で何してたんばー?」

『“ヤー”って何?“バー”?』

田「…ひょっとしてヤマトンチュー〔本土の人間〕か?」

ヤマトンチューって何ですか?

ここは日本じゃないの?和製英語使い過ぎだよ。あんた何人?

『やまとんちゅー?』

田「っあー…“ヤマトンチュー”ってのは本土の人間って意味だばぁ。“やー”はお前、“ばー”は語尾に付く言葉」

『“〇〇さぁ”と一緒?』

田「うん」

『難しい…』

田「で、さっきの質問の答えは?」

『あ、私今日から沖縄に越して来て、学校の下見?をしようと思ったんだけど…何てゆーか……迷った!参ったね、こりゃ!』

テヘッておでこ叩いて言ってみた。

そしたらさ、トトロの癖にため息付きやがりましたのことよ?トトロの癖に!

田「やーの行く予定だった学校はどこばー?」

あれ?意外といい人?“癖に”とか言ってゴメンよ、トトロ…

『比嘉中って名前だよー?』

田「わんの学校やっしー」

『マジでか!?お願いだから連れてって!君に決めた☆』

田「ポケモン?今このタイミングでポケモンば?」

『気にするな☆言ってみたかっただけさ!』

田「(変な子と知り合ってしまったさ…)着いてくるさー」



それから2人でてくてく歩いてたら、なんか学校っぽい所に着いた。

田「っぽいっていうか、学校あんに?」

『え、なんで私の心の声に反応するの?』

田「…だだ漏れだったんどー?」

『うっそん。マジで?』

田「(コクン)」

『や、や、やだっ!そこは聞こえないフリしといてよ』

田「わ、わっさいびーん…」

『え、わさび?なんで?』

田「今のはごめんって意味さぁ」

『そうなの!?』

よし、メモしとこう。家に帰ってから

田「じゃ、わんは部活あるから」

『うん!ありがとね(にっこり)』

田「(笑った顔ちゅらさんあんに…)またやー」



なんだかんだで無事に比嘉中に着くことができました。

なんか無性に“となりのトトロ”が見たくなったのは、私の気のせいかな?

とりあえず、家帰ったらトトロ見よう…

『っじゃー職員室にでも行くかなー!』

もちろん、場所なんて分かんないけどね!

適当に行けば着くっしょ!



って意気込んで校舎を歩き回ったんだけど…

なんだろう。さっきもこんなパターンじゃなかったっけ?

ん?

んん?

んんん?

もしかして…本日二度目にして、迷ったぁ!?

うっそん!?自分どんだけ方向音痴よ?

困ったね、こりゃ。

木「貴女、邪魔ですよ」

え、何、邪魔?誰が?

って思って振り向いてみれば…

リーゼント?ヘアーの人(木手のことらしいby諒)が立ってました。

さっきといい、今といい、私、憑いてる…じゃなくて。

ツイてる!

『あの、職員室ってドコですか?』

木「…目の前にありますが?」

うぎゃー、恥ずかし!今絶対バカって思われたし!!

名前はもうお嫁に行けません…

『…あざーっす』

これ以上変なことは言わないように気をつけようと思いました(あれ、日記?)



『っつー訳なんで月曜から転入します』

先「連絡は入ってるから、月曜また職員室に来い。その時入るクラス教えるさぁ」

『はーい!』

どうでもいいけどどうして沖縄の人って〇〇さぁって言うんだろ。

使い過ぎのような気がするさぁ。って移った!あわわわわ



さて!月曜からは私の新しい学校生活が始まる訳で!

俺様野郎も関西眼鏡もいないことだし、Enjoyするぞぉ!!

沖縄は暑いけど、頑張るさ!!



†続く†



☆あとがき☆
はい。

こんな感じで始まっちゃった比嘉連載であります!

笑いあり、涙ありの感動スペクタクル…にはならないと思いますが、頑張っていきたいと思います。

更新は亀以下になってますが、『早く続きが読みたいよー!』なんて方は掲示板なり、メールなりでコメントしてやってくださいませ。

それらが諒の励みになって、きっと続きを書いてくれることでしょう(←って、お前のことだろ)

と、いう訳でこれからよろしくお願いいたします。

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あきゅろす。
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