[携帯モード] [URL送信]


ヤキモチ大作戦 †Ryoko様リク(激裏)
私の彼氏、永四郎はいつもすました顔をしている。



一応付き合ってるはずなんだけど



私だけが好きなんじゃないかって不安になる



だから、決めたの



ヤキモチ妬いてくれるかどうかで



永四郎の気持ちを確かめようって!





ここは平古場の部屋

木手にヤキモチを妬かせる!

と決めたはいいものの、どうすればいいか分からず、幼なじみである平古場に相談しに来たという訳だ。

『…で、どうすればいいと思う?』

「どうするもこうするも、やー〔お前〕がいきが〔男〕と仲良くしてればいいんじゃないんば?」

『そうだけど、私男友達そんなにいないし、第一そんなで永四郎がヤキモチ妬くと思う?』

「無理だな(きっぱり)」

『きっぱり言うね(汗)で、そこでだ』

「?」

『私の浮気相手になって下さい!』

「どんな告白だばぁ!っつーか、そんなことしたらわん〔俺〕、永四郎にくるされる〔殺される〕さぁ」

『いや、フリだよ。フ・リ』

「…それでもゴーヤーの刑に処せられるさぁ(汗)」

『お願い!凜ちゃん、このとおり!』

必死に頼み込む名前。

しまいには土下座までし始める始末だ。

「…これからわんをゴーヤーから守ってくれるって約束したら、やってやらないこともないさぁ」

『うー…よしっ!それで手を打とうじゃないか!』

お互いの利害が一致したのか、二人は満足気だ。

あれやこれやと作戦を立て合う。

「それじゃ、明日の朝練で仕掛けてみるさぁ」

『頼んだ!凜ちゃん!』

作戦を立て終えたのか、名前は自宅へと帰って行った。





次の日の朝。部室。

「永四郎ー」

「なんですか?平古場君?」

「やー、名前と上手くやってるばー?」

「………」

「ぬーんち〔何で〕黙るんばーよ?」

「何故、平古場君がソレを聞くんですか?」

「名前はわんにとって大切な存在だからばーよ。…言っとくが、“幼なじみとして”なんて訳じゃないからな」

その言葉と物言いには、“一人の女として”という意味が含まれていた。

それを悟ったのか、木手の眉間に皺が寄る。

「何が言いたいんですか?」

「…やーが名前を幸せにできないなら、わんが貰う」

「っ」

あまりの気迫に言葉を失う木手。

追い討ちをかけるように平古場は言葉を続ける。

「わんに取られたくなかったら、なりふり構わず名前を愛してみろ。それができなきゃ、わんが貰う」

それだけ言うと平古場は部室を後にした。

「平古場君が、名前を…?」

残された木手は拳を握り、呟く。

「…やーには、渡さないんど」

その呟きは誰に届くこともなく、部室にこだまするだけだった。





授業も終わり、部活の時間となった。

名前は平古場と木手が険悪な雰囲気を醸し出しているのを感じ取り、作戦が上手く行っていることを悟る。

さりげなくコートにいる平古場に近付き、声をかける。

『上手く行ってる?』

「大丈夫さぁ。わったー〔俺達〕の仲は悪くなったけどな(汗)」

『ごめんね』

「あの緑の物体に脅えなくていいと思えば、安いもんさぁ」

こそこそと話す二人に木手が近付き、言葉を発する。

「俺の名前と馴れ馴れしくしないでもらえますかね?」

さりげなく名前の腰を引き寄せる。

それを見て、平古場はニヤリと笑う。

「いつまでもやーのモノだと思うなよ」

そう挑発して、平古場は練習へと戻る。

それが面白くなかったのか、木手は名前の手を引く。

「ちょっと来なさいよ」

『え、ちょっ!』

名前の返事も聞かずに部室へと連れ込む。





『えいし――んんっ』

部室に入るなり噛み付くように口付けられる。

『んっ…ふぅ、ん』

抵抗などできるはずもなく、名前はされるがままとなっている。

「…名前はたー〔誰〕にも渡さないんど」

『うちなーぐち…』

滅多にうちなーぐちを話さない木手がうちなーぐちを話す時。

それは、感情が高ぶった時などなのだが、そのことはおそらく本人も気付いていないだろう。





名前は両手を拘束され、抵抗の術を失う。

『ちょっ!ここ、部室っ!ひぁっ!』

首筋を舐められたかと思えば、歯を立てられ、いつもより赤い華が咲く。

「…なりふり構わず、愛してあげますよ」

耳元で囁かれた言葉は名前に向けられたものか、平古場に向けられたものか。

そんなことを考える隙も与えず、行為は激しいものへと変わる。





『んっ、ぁっ(///)』

部室に響く甘い吐息と淫らな音。

「…こんなに濡らして。名前は淫乱だね?」

『ち、がっ――』

「違うなら、なんでココはひくついてるの?」

クチュリと音を立てながらそう問う。

『っぁ(///)』

しかし、その刺激では名前は達することができない。

もどかしさばかりで、おかしくなってしまいそうだ。

『ぉ願、ぃ…イかせ、て?』

涙を浮かべながらそう懇願する。

「…名前が好きな人の名前を言ったらイかせてあげますよ」

『私っ、が好きなのは、永四郎だけだよぉっ(///)』

「…平古場君は?」

『ぁんっ!凜はただの、幼なじみだよ』

「本当に?」

『ほ、んとっ』

「ふぅん」

木手はニヤリと意地悪く笑った後、猛った自身を一気に挿入した。

『ひゃぁぁぁっ!』

散々焦らされた身体はいきなりの刺激に耐えられず、名前はいとも簡単に達してしまった。

「まだ、終わらないよ?」

そして部室のドアに向かって言葉を発した。

「聞いてるんでしょう?平古場君?」

『えっ!?凜!?っぁ(///)』

外に平古場がいることを知り、行為を中断しようとするが、木手がそれを許す訳がない。

「名前はわんのモノさぁ」

名前の腰を掴み、激しくピストンする。

『ゃっ!またイっちゃ――(///)』

「平古場君にも聞かせてやりなさいよ」

『ゃ、ぁぁぁぁぁっ(///)』

弱いところを攻められ、名前は再び達し、意識を手放した。





「あのよー」

木手が互いの服を直していると、少し遠慮がちにドア越しに声がかけらた。

「なんですか?」

「…実は、今までのは全部永四郎にヤキモチを妬かせる為の作戦だったさぁ」

「は?」

「やくとぅ〔だから〕、わんが名前を好きってのも嘘さぁ」

普通の人なら、それこそ甲斐辺りだったのなら混乱する場面であろう。

だが、頭の回転の早い木手はこれだけで全てを理解した。

「…目が醒めたらお仕置きしなきゃいけませんねぇ(妖笑)」

腕の中で眠る名前を見やり、そう呟く。

呟いたあと、再びドアに向かって言葉を発する。

「そういう訳だから、しばらく部室は立入禁止です。みんなに伝えておいて下さい」

「…家ですればいいあんに(ボソリ)」

「何か言いましたか?」

「!?い、いい言ってないさぁ(滝汗)」

「早く行きなさいよ」

「わわわ、分かっとぅさぁ!」

コートに向かったのだろう。

平古場の足音が遠ざかっていく。

「さて、どんなお仕置きをしますかねぇ?(妖笑)」





木手のお仕置きはみんなが部活を終えてからも続き、メンバーはコートで待ちぼうけしていたとか(笑)





END





☆あとがき☆

Ryoko様リクの木手嫉妬激裏夢でした。
木手に嫉妬させたら、後が恐い気がします。
そして、木手にうちなーぐちを話させてみたくてこんな話になりました。
リクありがとうございました!駄文ですみませんm(._.)m

[*前へ][次へ#]

7/13ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!