夢
ドSな彼―木手の場合― †蘭様リク(鬼畜夢)
私の彼は自他共に認めるドS。(そして鬼畜)
私の恥ずかしがる顔を見て喜んでいるんだ。
まさに究極のドS。そんな彼を好きなんだから、私はMなのかなぁ??
沖縄の夏は暑い。
なにもしなくても汗が流れてくる。
その中で運動しているのだから、テニス部の面々も汗だくである。
もちろん、マネージャーである名前も例外ではない。
「でーじあちさん〔すっげーあっちー〕!」
「シャワー浴びたいさぁ」
「君達うるさいよ。口じゃなくて身体を動かしなさい」
「名前だってそう思ってるさぁ!なっ!名前?」
『えっ!?私?』
急に話を振られ、思考が追い付かない。
少し考えたあと言葉を紡ぐ。
『確かに、あちさみら〔暑いから〕汗でベタベタしてシャワー浴びたいってのはあるけど』
「ほらみろ!」
「シャワー!シャワー!」
「まだ部活中でしょ」
「終わってしまえばいいさぁ!」
「凜に賛成!」
『ふふっ。たまにはいいんじゃない?永四郎?』
「仕方ありませんね。今日はこれで終わります」
やれやれ。
そういった様子で木手は息を吐く。
「やりぃー!裕次郎、シャワールームまで競争さぁ!」
「臨むところさぁ!」
風の如く走り去ろうとする平古場&甲斐。
ところが…
「片付けもせずに行くつもりなの?…そんなにゴーヤー食べたい?」
「じ、冗談に決まってるやっしー(汗)な、裕次郎!」
「お、おぅ!だから…」
「「ゴーヤーは勘弁!!」」
木手に捕まり、みんなで仲良くコートを片付ける。
「やっと終わったさぁ」
「これでいいんばー?永四郎?」
「えぇ」
「今度こそ競争さぁ!」
そう言い、二人は走り去る。
『私達も行こうか』
「そうですね」
一足遅れて残りのメンバーも部室もといシャワールームへと向かう。
テニス部のシャワールームには名前専用のシャワールームがある。
といっても、ドアに“名前専用”というプレートが貼ってあるだけで(もちろん内側から鍵をかけることができる)場所は他の部員と変わらない。
つまり、薄い壁を隔てて他の部員がシャワーを浴びている訳だ。
『凜と裕次郎はもうシャワー浴びてるんだ…』
「早いな」
そんな会話を交わしながら、自分達もシャワーを浴びる為、着替えやらタオルやらを準備してシャワールームへと入る。
みんなが入ったのを確認した後、名前も専用のシャワールームへと入る。
『(…そういえば、鍵壊れて上手くかからないんだよね。ま、誰も入らないからいっか!)』
そんなことを思いながら、汗で張り付くジャージを脱ぎ、生まれたままの姿になり、シャワーのコックを捻る。
シャワーを頭から浴びていたため、名前はドアが開いたのに気付かなかった。
気付いたのは、後ろから抱きしめられたその瞬間。
『だ、だれ!?んむ――!?』
首だけ後ろを向かされ、深く深く口付けられる。
『んっ…はぁ』
念入りに舌を絡め、確かめるように歯列をなぞり、敏感な天井を刺激する。
名前の知る限り、こんな口付けをする人物は一人しかいない。
『ぇ、ぃしろ…?なんで?』
「ちょっと忘れ物をして一旦戻ったら、ドアが開きかけていてね。まさか鍵がかかっていないとは思わなかったよ」
そう言うと名前の胸の突起を弄り始めた。
『ゃっ(///)』
「大きな声出すと、みんなにバレるよ?」
意地悪く笑い、突起を強めにつまみ上げる。
『ひゃぁっ!』
痛みとも感じられるその刺激は名前にとっては快感でしかなく、大きな声をあげる。
その瞬間に、聞こえる声。
「なま〔今〕、ぬぅ〔何か〕聞こえたばー?」
「いんや?気のせいじゃないんば?」
「そうか?まぁいいけどよ…」
そんな会話が聞こえ、声が出せないことを悟る。
『んんっ(///)』
自分の口を両手で押さえ、声が漏れるのを防ぐ。
木手はその様子を見て、手を下の方へとすべらせ、先程とはまた違う突起を弄る。
『んぁっ!』
性感帯が集中しているそこを擦られると、我慢していても声が漏れてしまう。
「嫌がってた割には濡れてるね?」
名前の秘部からトロトロと流れる愛液を突起に擦り付け、より強い刺激を与える。
『ぁぁぁっ(///)』
限界が近いのか、腰をくねらせ潤んだ瞳で木手を見つめる。
「どうしましたか?」
『…イか、せて』
「なにで?」
ニヤリと。
至極楽しそうに木手は問う。
恥ずかしくて顔を反らせるが、無理矢理視線を絡ませられてしまう。
『ぁ…ん(///)』
甘い吐息をこぼすだけで、なかなかねだろうとしない名前にしびれをきらし、木手は秘部へ一本指を挿れ、優しく掻き回した。
『ひぃぁっ!』
その刺激は、意識しないには余りに強く、意識するには余りに弱いものだった。
恥ずかしさなどとうに消え、早く快感を得たいと。
そればかりが思考を支配する。
「…どうされたい?」
『永四郎ので、イかせて…?』
耳元で優しく囁けば、艶のある声で素直に返事を返す。
「素直な子は好きですよ」
言うなり立ちバックの状態で激しく突き上げる。
『ぁっ、ふぅっ(///)』
出来る限り声を出さないようにするが、限界が近くなるにつれ声が大きくなってしまう。
『ゃっ…も、無理っっ』
「無理じゃなくてイイ、でしょう?」
木手は自身をギリギリまで引き抜き、一気に最奥を突いた。
『ぁぁぁぁぁっ』
全身を痙攣させ、名前は達した。
が。
「まだだよ」
ズルリと自身を抜き、名前と向きい合い、抱きかかえる状態になり再び挿入する。
『はぁぁん(///)』
重力も手伝って、より深く挿入される。
『ん…もっとぉ(///)』
無意識に腰を動かし、更なる快感を得ようとする。
「くっ、締めすぎですよっ」
『そ、んなこと…言ったってぇ』
双方の限界が近くなり、本能のままに快感を貪る。
『ぁっ、もう…イっちゃ(///)』
「一緒、にっ、イきますよ」
ラストスパートをかけて一気に貫く。
『ひゃぁぁぁぁっ』
「ぅっ」
名前は再び達し、木手もまた白濁を吐き出し達した。
情事後。
シャワールームにいたため、そのまま身体を洗い流す。
『ちょっ、くすぐったいよ。永四郎』
「…こことか?」
そう言って胸の突起を撫でる。
『ゃだっ(///)』
顔を赤くして抗議するこの行動が、かえって木手を煽ることになる。
「そんな顔されるとまたシたくなるでしょ?」
『えっ(汗)』
その言葉に名前は冷や汗を流す。
「…可愛がってあげますよ」
『やっ(汗)ちょっ!』
2回戦が始まったのは言うまでもない
END
☆後書き☆
蘭様リクの木手激裏夢です!お待たせしてすみませんm(._.)m
少し鬼畜っぽいのを目指してみましたが…駄文に終わってしまったようです(^-^;
またリクして頂けたら幸いです。
名前様も読んでいただきありがとうございます。感想頂けたら嬉しいです。
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