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FRIDAY †ミカエル様リク(激甘裏)
月・火・水・木・金・土・日



好きな曜日は人それぞれだけど



私は金曜日が好き!



なんでって?



それはね………





月曜日から毎日続く仕事から解放される金曜日。

私は、そんな金曜日が大好き。

もちろん仕事から解放される、なんてのは跡付けの理由で、本当はもっと別の理由。

中学生から付き合っている凛と、日曜日まで一緒にいられるから。

学生時代は嫌ってくらい一緒にいれたけど、さすがに社会人になった今、同じペースで傍にいられるはずもなく。

せめて、週末くらいは一緒に過ごそうって凛が言ってくれた。

だから、金曜日の仕事が終わった後はスーパーで買い物をして凛の住むアパートに行くのが日課になっている。

あ、1週間ごとの習慣だから、“日課”じゃなくて“週課”かな?

って、そんなこと説明してる場合じゃない!

早く買い物しなくちゃ…!





我に返って売り場を歩く。

『今日は何作ってあげようかなー?』

確か、先週は凛の好きなミミガーサラダを作ってあげたんだった。

『あ、ゴーヤー…』

そこで目に入ったのは沖縄の特産品であるゴーヤー。

凛の大嫌いな食べ物だ。

でも、

『…栄養はある訳だし、たまにゴーヤー料理でも作ろうかな?』

そう呟いてゴーヤーに手を伸ばした。

でも、その手はゴーヤーに届くことなく、代わりに誰かに腕を引っ張られた。

「名前、ゴーヤーはダメっていつも言っちょーさに」

腕を引っ張ったのは、紛れもない私の彼氏、凛だった。

『あれ、なんでココに?』

「ヤー〔お前〕が遅いから、迎えに来たんばーよ」

『ごめんごめん。…ちょっと考え事しちゃって、ね?』

「後少し来るの遅かったら、晩飯はゴーヤーだったんば?」

『…あは☆』

「“あは☆”じゃないあんに!全く、油断されないさぁ」

ぷぅ、と頬を膨らませながら凛は言う。

『ごめんごめん。…で、凛は今日何食べたい?リクエストにお答えしますよ』

「じゅんに〔本当〕!?んじゃ、わん〔俺〕、ミミg――」

『それは先週食べたからだーめ!』

「ちぇっ。…じゃ、カルボナーラ」

『カルボナーラ、ね?よし、じゃあ、材料買いに行こう?』

「おぅ」

無事にメニューが決まり、材料を買い揃え、家路に着いた。





『さ、作るかなーっと!』

緑を基調としたシンプルなデザインのエプロンを身に付け、袖をまくる。

が。

『…って、凛はなにしてるの?』

「名前をぎゅーってしてるー」

『“ぎゅーってしてるー”じゃないでしょ!晩ご飯作れないから!…ちょ、どこ触ってんの!?』

「胸」

私の胸をムニムニと触りながら答える。

そうじゃなくて!

『ご飯作れないから、後にs――…や、ぁっ』

不意に、首筋を舐められる。

ゾクゾクする感覚と共に、力が抜けていく。

そんな私を軽々と抱き抱え、凛はベッドへと移動する。

ああ、やっぱりさっきゴーヤー買っておくべきだった…

なんて思っていると、優しくベッドの上に降ろされる。

「なんか、名前のエプロン姿見てたらムラムラしたあんに。…シていい?」

『ベッドにまで連れてきて、ダメって言っても聞かないんでしょ?』

「当たり前やっし!」

ニヤリ、と意地の悪い笑みを浮かべると、凛は私を押し倒した。





『んっ!…ぁ、やだっ…』

凛から与えられる刺激に身体がビクビクと反応する。

「まだ胸しかしてないあんに?今からそんなんで大丈夫か?」

『ぁぁぁっ!凛、胸ばっか、やだぁ…』

焦らされている感覚に涙が浮かび、凛の姿もぼんやりとしか見えなくなる。

「泣いてるの、でーじ〔すっげー〕そそる」

『ふぅんっ――は、ぁっ』

いきなりの深い口付けに戸惑いつつも、必死に舌を絡める。

ピチャピチャという淫らな音に聴覚まで犯されていく。

『凛っ、下も…触ってぇ!』

自分でも分かるくらい濡れているソコは、刺激を欲していて、おかしくなりそうなくらいだった。

「くくっ…インランあんに?」

凛の指が秘部をなぞる。

それだけで身体中に電気が流れたような感覚に陥る。

『ぁ、もっとぉ…(///)』

自ら腰を擦り付け、快感を得る。

そこに、ヌプ、と音を立て凛の指が挿入ってくる。

『ふぁぁぁぁぁっ!?…ぁ、ぁ、凛っ』

グチャグチャと淫らな水音を響かせ、凛の指が私の秘部を暴れ回る。

そして、ある一点を掠める。

『ひぁぁぁぁんっ!?』

「ココ、か。名前の気持ちいいところは」

そして、重点的にソコを責め立てられる。

目の前がチカチカしてきて、絶頂が近いことを悟る。

『も、イっちゃう、よっ!…あぁ!?イくイく…イ、くぅぅぅぅっ!!』

背中を弓なりに反らせ、私は達した。





『ん、………ぁ、はぁっ、ぁ…』

肩で息をしてる私に構わず、凛は私の秘部に自身を擦り付ける。

『や、ちょ、待って?…今、イったばっk――ぁぁぁぁぁっ!?』

「わん、待つの嫌いさぁ。うりっ、もっと啼けよ!」

ズン、と凛のモノが挿入される。

指なんかとは比べものにならない圧迫感に、意識が飛びそうになる。

『んぁ、すごっ、おっき…ぃ(///)』

抉るような動きに、喉からは嬌声しか出てこない。

そして、早くも2度目の絶頂が訪れる。

『凛っ、私、また…イ、っちゃうよぉっ!』

「いいぜ。…まぁ、ヤーがイっても、わんがイくまでストップかけてなんかやんねーやしが〔けど〕」

そう言うとギリギリまで自身を引き抜き、一気に最奥まで貫いた。

『や、ぁぁぁぁぁっ!!』

ビクビクと身体が痙攣する…が。

『ぁんっ……もぉ、ムリだよぉっ!?おかひく、なっちゃうぅ!』

私が再び達しても止まることのない律動。

それは凛が達するまで永遠に続けられ、その間私は何度も達し、何度目かの絶頂を迎えた後に意識を手放した。





『………ん』

ぼんやりと目を開ける。

起き上がろうと思ったが、身体がだるいのと腰が痛いからやめておいた。

『凛………?』

先ほどまで体温を分け合っていた人物がいないものだから、少しだけ不安になった。

「起きたか?…身体、大丈夫か?」

『全然、大丈夫じゃなi――』

グゥゥゥゥゥ

私が全部言い切る前に、私の胃袋が答えてしまったようだ。

全く、自分の身体ながら空気を読んでほしいものだ。

と、おいしそうな匂いが鼻腔をくすぐる。

『アレ、いいにおい…?凛、作ってくれたの?』

「カルボナーラといえば、わんの得意料理あんに?」

そう言ってウィンクする凛を見て、買い物の時点で私はこうなることが決まっていたことを悟った。

それでも、彼を憎めないのは、私が凛に心底惚れ込んでいるからだろう。

その事実が悔しくて、毛布を被りこう呟く。

『日曜までずっと腰痛くて、家帰れなかったら凛のお金でタクシー呼んでもらうからね?』

「……いや、その必要はないさぁ」

『………はぁ?』

私が毛布から顔を出すと、目の前には凛の大きな手に包まれた小さな箱があった。

パカッと開かれると、中にはキラキラと輝く指輪が入っていた。

『え、なにコレ…?』

指輪から目線を凛に向けると、真剣な表情をしている。

そして、意を決したように口を開いた。

「名前。絶対幸せにするから、わんと結婚してください」

それは、紛れもないプロポーズの言葉。

突然のことに頭が回らなくなっているけど、これだけは分かる。

『これからは、毎日一緒にいられるってことだよね?』

「おぅ」

『凛に会うの、金曜まで待たなくてもいいってことだよね?』

「これからは、毎日一緒に飯食って、たまに一緒に風呂入って、一緒の布団で寝られる…ってことだばぁ」

『っ、…凛、大好きっ!』

「わんも。しにかなさんどー〔すっげー愛してる〕」





私が金曜日を好きだったのは、凛の傍にいられるから



でも、これからは違う



月・火・水・木・金・土・日



毎日が、キミと一緒!



そんな素晴らしい、私たちの毎日!





END





†あとがき†

大変長らくお待たせいたしました。
平古場の激甘裏夢でございます。
ものすごーく久しぶりにドリームを書いたので、かなりの駄文だと思いますが、もらっていただけたなら諒としても嬉しいです。
でも、キャラが好き勝手に進んで行ってくれたので、とても楽しく書くことができましたし、こんなプロポーズもされてみたいものですね(*´∀`*)

リクエストして下さったミカエル様、
ここまで読んで下さった名前様、ありがとうございました。
もし感想等ございました、掲示板までお願いいたしますm(__)m

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あきゅろす。
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