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責任はちゃんと取りましょう †盟斗様リク(甘裏夢)
「今日はこれで練習を終わります」

「「「お疲れ様でした」」」

テニスコートに練習を終える声が響き、各々が片付けを始める。

そんな中、マネージャーである名前が平古場に話しかける。

『凜ー、今日家行っていい?』

「ぬーが〔なんで〕?」

『お母さん出掛けるから凜の家でご飯食べなさいって』

「おぅ。そーゆーことか」

名前と凜は幼なじみの関係にあり、こういったことは珍しいことではない。

『凜のお母さんには言ってあるってー』

「分かったさぁ」

そう返事を返し、片付けるスピードを早める。





着替え終わり、家まで歩き始める。

『凜のお母さんのご飯久しぶりー』

「わん〔俺〕、ミミガーサラダが食べたいさぁ」

『凜の大好物だもんねー』

「おぅ!」

そんなことを話しているとあっという間に家に着く。

「ただいまー」

『おじゃましまーす』

玄関に入り靴を脱ぐと、奥からパタパタと足音がする。

「お帰りなさーい」

「あんまー〔母さん〕、飯」

「はいはい。もう少しで出来るから待ってなさい」

「じゃぁわったー〔俺達〕部屋にいるさぁ」

「名前ちゃんも待っててね?」

『はーい』

トントンと階段を登る。

『相変わらず凜のお母さん綺麗だねー』

「あぃ?ただのババァやっし」

『お母さんにそーゆーこと言わない!』

ぺしっと平古場の頭を叩く。

「いって!ぼーりょくはんたいやっしー」

『凜が悪いんじゃん』

「ちぇ。…早く入れよ」

『お邪魔します』

部屋に着き、足を踏み入れる。

『…片付いてる』

いつもは散らかってる部屋。

その部屋が綺麗に片付けられていた。

「くぬ間〔この間〕掃除したさぁ」

『へー。やれば出来るじゃん!いい子いい子!』

「…あやすなよ」

自分より背の高い平古場の頭を撫でるため、背伸びをする。

そしてそのまま綺麗な金髪に指を絡める。

『凜の髪って綺麗だよねー』

「っ(顔近いさぁ///)」

平古場は顔を赤らめるが、名前はそれに気付かず髪をいじり続ける。

『髪結ってあげる』

「…いらないさぁ」

『いいから!はい、座る!』

名前に言われ、平古場は仕方なくその場に座り込む。





それから夕飯が出来るまでの間、髪で遊ばれる。

「凜ー、名前ちゃーん、ご飯出来たわよー」

平古場の母親の声が聞こえ、居間へと向かう。

「あらあら。随分可愛くなったわねぇ。うちの息子は」

「…だまらさんけー〔黙ってろ〕」





三人で夕食を食べていると、平古場の母親が思い出したように口を開く。

「あ、お母さんこのあと出かけるから」

「…いきなりあんにー」

「いきなりじゃないわよ?だって今日は結婚記念日だもの」

ルンルン気分で言葉を続ける。

「だからお留守番よろしくねー」

そう言うや否や平古場の母親は支度を始める。





夕食が終わり、母親も出かけた為、再び平古場の部屋に入る。

「やー〔お前〕のあんまー〔母さん〕、いつ帰って来るんばー?」

『うーん…10時くらいじゃないかなー?』

「それまでぬぅ〔何〕するばー?」

『ゲームとか?私スマ〇ラやりたい!』

「じゃあ、なま〔今〕セットするさぁ」

そう言ってゲーム機をセットする。





しばらくゲームをしていたが、お互い部活で疲れている身。

次第に眠気が襲ってくる。

『んー…』

「名前、眠いんば?」

『うん』

名前は目を擦りながら返事をする。

そして無意識に平古場にもたれ掛かるような態勢になる。

「っ(ち、近いさぁ///)」

名前と密着して、心拍数が早くなる平古場。

眠気など、どこかへ吹っ飛んだ。

「名前、寝るならわん〔俺〕のベットで寝れ」

『んー…運んで?』

「なっ!?(///)」

早く、と言わんばかりに手を伸ばす。

仕方なしに名前をお姫様抱っこで自分のベットへと運ぶ。

「これでよし。っと、うわっ!?」

突然服を引っ張られバランスを崩し、名前に覆いかぶさるような態勢になってしまった。

自分の下にいる名前は暑さのせいかほんのり頬が紅い。

今の態勢も手伝って、かなり誘っているように見える。

「…やー〔お前〕が悪いんだからな?」

そう言うと平古場は名前に口付けを落とす。

『…ふぁ?』

半分寝ぼけた状態だが、酸素を求め口を開けた瞬間、するりと舌が侵入してきた。

『んっ………Σ』

息苦しくなったのか名前が目を開ける。

そこにあったのは平古場のアップ。

自分がキスされていると気付くのに時間はかからなかった。

『りっ、…ん』

名前を呼べば少し名残惜しそうに唇が離れた。

「悪いやー。限界やっし」

それだけ言うと一気にコトを進めた。





情事後。

平古場のベットに寝そべる二人。

「あんすぐとぅー〔だから〕わっさたん〔ごめん〕って言ってるあんにー」

『知らない知らない知らない!』

恥ずかしさのあまり掛け布団を頭まで引っ張る。

「名前ー(泣)」

『知らない。凜のバカ。死ね。中出しまでして子供できたらどうしてくれる』

布団の中で文句を言う名前に対し、平古場がボソリと呟く。

「…あんなに啼いてたくせに(ボソリ)」

『っ(///)』

名前はばっと顔を出す。

「ぬーが〔なに〕?」

『〜〜!』

ニヤリと笑う平古場に対し、名前は恥ずかしさのあまり言葉を発することができない。

そんな名前を優しく抱きしめ、耳元で囁く。

「もし子供できたら、責任とってやー〔お前〕を嫁に貰ってやるさぁ」

抱きしめられているため平古場の顔を見ることはできない。

だが、きっと、テニスの試合中みたいに真剣な顔をしているに違いない。

『…貰わなかったら許さないんだから(///)』

小さな声で呟く。

「安心しろ」

抱きしめている力を緩め、互いの視線を絡める。

「…でーじしちゅん〔すごく好き〕さぁ」

『私も(///)』

触れる程度の口付けを交わして眠りにつく。





願わくば



夢の中でも



あなたに逢えますように。






END





☆あとがき☆

盟斗様リクの平古場甘裏夢です!久しぶりに夢を書いた為駄文度が上がってます(^-^;
凜ちゃんのママって美人な気がします。そして凜ママが方言で話すのか標準語なのかかなり迷いました。一応標準語にしておきましたが。
駄文過ぎますが、感想頂けたら嬉しいです。

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あきゅろす。
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