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Sに目覚めるその瞬間 †もか様リク(激裏)
コトの始まりは部室でのこんな会話。

「裕次郎、やー、もう名前とヤったんば?」

「ぶっ!!」

平古場のあまりにも唐突な質問に、甲斐は飲んでいたジュースを吹き出した。

「きったね!」

「い、いきなりぬーがよ!〔なんだよ〕(///)」

「気になったから。なー永四郎?」

「確かに気になってましたね。結局のところどうなんですか?」

二人に詰め寄られ、素直に話すしかないことを悟った甲斐。

しぶしぶ口を開く。

「…ヤ、った(///)」

「ほー!…で?」

「「どんなプレイ(ですか/ばー)?」」

「はぁ!?」

「だから、プレイを聞いたんばーよ」

「縛ったりとか言葉攻めとか、いろいろあるでしょう?」

「し、しねーよ!そんなヒドイこと…」

「ヒドイか?意外と喜ぶぜ?」

「寧ろねだってきますけどね」

「名前もそーゆープレイ、してみたいと思うんどー?」

「何なら俺達が教えてあげましょうか?」

「え、いや――」

「マンネリは別れに繋がるんどー?」

「っ!!」

という訳で。

マンネリで別れたくない一心で甲斐は二人にいろいろなプレイを教えてもらうのだった。





夜の勉強を終え、帰ろうと部室の入り口へと足を運ぶと、不意に木手に呼び止められる。

「あぁ、甲斐君。君にイイモノをあげますよ」

「…ぬーがよ〔何だよ〕?この変なピンクの液体は?」

「名前君に飲ませれば分かりますよ」

「?じゃあもらっておくさぁ」

液体の正体は分からなかったが、イイモノといわれてはそれを信じるしかない訳で。

甲斐は頭に?マークを浮かべながら帰宅したのだった。





家に帰り、先程木手からもらった液体を眺める。

「名前に飲ませれって言ってたけど…」

蓋を開け、くんくんとにおいを嗅ぐ。

「…甘いにおい?」

黒糖みたいな味だろうか

そんなことを考えながら、名前に電話をかける。

プルルルル…

ガチャ

『ゆーしーねーしー〔もしもし〕?』

「名前?わんさぁ」

『裕次郎?ちゃーさびたが〔どうしたの〕?』

「今から会えるばー?」

『今から?大丈夫さぁ』

「わんの家でいいか?」

『うん』

「迎え行かなくて大丈夫か?」

『平気だよ。すぐ行くね』

電話を切り、ベットに横たわる。

「…名前に飲ませれば分かるんだよな?」

このときの甲斐は、この液体によって名前がどうなるかなど、想像すら出来なかった。





ピンポーン

チャイムが鳴り、玄関へと向かう。

「よっ」

『ちゃーびら〔こんばんは〕!』

二人で階段をのぼり、甲斐の部屋へと入る。

『急に会いたいっていうからあきさみよー〔驚いたよ〕』

「会いたくなったんだからしょうがないあんにー」

他愛のない会話をしていると、名前があの液体に気付き、声を上げた。

『裕次郎、これぬー〔何〕?』

「あー、永四郎がくれたんさぁ。やーに飲ませれって」

『私に?』

「あぁ。飲んでみれば?」

『そだねー。じゃあ、くわっちーさびら〔いただきます〕!』

ゴクゴクと飲み干す名前。

『ぷはっ!甘くてまーさんだった〔おいしかった〕さぁ』

「へぇー」

そのまま会話を続けていると、名前に異常が現れ始めた。

『んっ(///)』

「ちゃーさびたが?顔赤いあんに」

『ひゃぁっ(///)』

何気なく触っただけなのに、甘い声を上げる名前。

「名前?」

『ゅ、じろ…身体、熱い』

「大丈夫ば?」

『んっ……シた、い(///)』

「はぁっ!?そんな場合じゃないあんに!早く横になって――んむっ」

『んっ』

甲斐が言い終わる前に名前が唇を重ねた。

不器用なりに舌を絡め、互いの熱を上げていく。

「…本当にいいんば?」

『うん。裕次郎が欲しい、から(///)』

その言葉を合図に、一気に行為を進める。





部屋に響くのは、淫らな音と二人の吐息。

『ぁんっ―ゅ、ぅじろっ』

焦らすように浅く指を出し入れし、反応を伺う。

「気持ちいいばー?腰、動いてるあんに」

『んっ、ゃだぁっ(///)』

「ぬーが嫌なんばー?言わなきゃ分からないんどー?」

内壁を軽く引っかくと甘い吐息が零れる。

『んっ、ゃ、もっと…』

「“もっと”?」

『ちゃ、んと…触って(///)』

「やー、可愛すぎ。わん、止められなくなりそうさぁ」

『止め、なくて…いい、からっ!もっとめちゃくちゃにしてっ』

「っ(やば、エロ///)」

いつもより淫らな名前の姿は、甲斐の隠れたS心を目覚めさせるには十分だった。

「挿れたいば?」

『ぅ、ん(///)』

「挿れるぜ?」

『っぁ(///)』

ゆっくりとピストンを始め、徐々にスピードを上げていく。

『ゃっ!もっ――』

「ダーメ。まだイかせないさぁ」

ニヤリと笑いながら動きを止める。

『な…でぇ?』

「イきたかったらやー〔お前〕が動いてみ?」

自らが後ろに倒れ、いわゆる騎乗位の形になる。

「いー眺め♪」

『ゅ、じろぉ(///)』

イけなかったからか、目に涙を溜めて懇願する。

「やーが動いてみれって言ったんどー?」

『むり、だよぉ…ぁっ(///)』

軽く下から突かれ、甘い声を上げる。

「イきたいんだろ?」

『っ(///)』

身体の熱に耐えかねたのか、名前はゆるゆると腰を動かし始めた。

『ぁっ、んっ』

段々早くなり、絶頂へと登りつめる。

『もっ、イっちゃう(///)』

「いいぜっ、わんも、そろそろ…」

『ぁぁぁぁぁっ』

「ぅっ」

甲斐と名前は同時に達した。





『…今日の裕次郎、意地悪だったさぁ』

「でも良かっただろ?」

『ぅー(///)』

真っ赤になった顔を隠すため、布団に潜り込もうとするが、甲斐によって阻止される。

「赤くなった顔も可愛いさ」

『〜〜!裕次郎のドS!!』

「そんなこと言っていいんば?…2回戦始めるぜ?」

『えっ!?ちょ、スト――』

「もう遅いさぁ」

…このあと2回戦が始まったのは言うまでもない。





END





おまけ

次の日の部活終了後の部室にて

「甲斐君。昨日はどうでしたか?」

「ああ。楽しかったさぁ。次はちゃんぐとぅー〔どんな〕プレイすっかなー?」

「裕次郎、Sに目覚めたんば?」

「…言葉攻めとか焦らしプレイとか楽しいな(黒笑)」

「「ドS降臨!?」」





☆あとがき☆

もか様リクの甲斐激裏夢でした!
久しぶりに激裏書いたので楽しかったです☆
ピュアっ子がドSに目覚める瞬間みたいなものを書いてみたのですが、話の流れが悪い気が…(^-^;
こんな駄文ですみませんm( )m

感想頂けると嬉しいです!

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あきゅろす。
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