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あぁー!
あぁー。だめだぁー。
仕方ないなぁー。
コケッ。
「先生も、一人になっちゃいけませーんよ?」
ザクッ!!
先生の脇腹に、彼、の持つ刃が飛び込んだ。
が。
サッ、と避けた先生は、気がつくと彼の右手をひねり上げていた。
刃を拾い上げて、そして微笑む。
「ああ、あぶないなぁ。寮の規則違反ですよ」
「お前、なん……で」
チッ、と舌打ちした彼は即座に開いていた窓から飛び降りた。
「あっ、待ってください!」
先公、も、はっとして部屋に入る。
そして気がついた。
いろんな人の写真が、
彼の机の上に大量にならんでいること。
それから、壁の血に。
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