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「美味しいものがいっぱいあるんですよねっ? 先生、幽霊になってから、大好きな麺類が食べられないんです……はぁ、食べたいな」
いーから!
そういう世間話いーからっ!
ラコは海外のストックフィリアもお友だちだから!
今のとこその辺に問題ないから!
結界ふさ……ぐから。
「あらー?
結界に、ほつれが……?」
ラコの後ろにある、透明な壁がぐにゃりと歪んでいたことに、先生は気づいた。
ば、ば、ばれたー!!
土地をしめるお嬢様、が海外からテリトリーに侵入されて、すんなりと良い顔をさせているわけがないことに、早めに気がついてよさそうだったが、先生はそれよりも結界が心配のようで、すぐに修復していた。
「ふー、終わりました!」
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