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「CS計画は、順調にいくはずよ」

ルチアノが上品に言うと「そ、そぉー! ならいいのよ!」 とラコはリアクションを必死にした。

ああああーっもう。
私のがお嬢様。
ラコお嬢様なのにっっ!!
なーあんで、あいつ、気品バリバリってる感じ!ハラタッツワ!
もう!もうもう!

と頭の中で強く地面を踏みつけてるラコ。
 カーユにも、うまいことツルナルールをつれてきてもらう手筈になっていた。

時刻はまだ早朝。
まずは、さっき穴を開けた結界から自分たちの痕跡を消さなくちゃならない。
穴があきっぱなしだと、どんどん ジャマが増えるし、すぐ通報が行く。

「いーい? 手近な純血を見つけたら! 生きた状態で引っ張ってくるのよ! あちこち身辺も調べて」

「はっ? そこまでしないわよ。ただ、集めるだけでしょ」

「え?」

ラコは目を丸くした。

「なんで私、あんたの言うことそこまで聞くことになるわけぇ? 結界の件はごくろーさま。おバーカさん」

ルチアノは、ひらりと長いドレスの裾を翻してすたすたと先へ歩いていく。

ラコは、しばらくぽかんと立ち尽くした。

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あきゅろす。
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