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 青空よりも身近な目の前……大きな桜の木が、出迎えてくれていた。

 現在桜の木の多くが、クローンとなっている。病にかかって亡くなっていき、原種自体は徐々に姿を減らしつつあるという。


他の血を混ぜて生き延びることは、人と変わらない。
ただ……
木は、人では無い。生きることが人よりも人為的でなければ、あっさり滅びてしまうのは、
社会環境が、変わりつつあるからだろうか?



いつかは見られなくなるかもしれないというのに、それでも何もせず、見上げているひとがほとんどだと思う。
きれいだな、来年も見られるかな、なんて他人事なのだ。


 わたしは、生きるために他の植物の成長を阻害する成分を出すという、根もとの方に興味があったりするんだけれど……

なぜこんな話を思い出したのかというと……







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あきゅろす。
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