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プリンセス・コネクト
――突然だった。
「プリンセス・コネクトォ!!」
という甲高い声。
そのあと爆発音がして、廊下に煙が舞った。
「え……っ」
「な、なに」
リークロードとツルナは二人とも驚きに固まる。
冒頭の台詞や爆発は、職員室よりさらに奥……の方から聞こえた。
そこに居たのは、ピンク色した拳銃? を両手に持った少女だった。
肌が白くて、髪も薄い水色のような白のような儚い色合いをしている。
「おっわあ! そこにおわすは、リークロードの子と、ツルナルールだぁー! あはっ。あはっ!」
その子は天井に穴を開けたらしく、砂煙を頭に浴びていた。
「んー、そっちに流れた雑魚は、消えちったか」
「そうみたいですよ。アサヒナ先輩」
リークロードが、引き気味に彼女に答える。
「つーか、俺が」
二人の関係性がわからず、ツルナはおろおろ。
「っふふふ! 面白! 知ってるよ。そこのツルナが結界を投げつけたこともね」
ツルナは思わず頬を赤くした。
「きみ、ここが狩り場と化してるのを知らずに入ったのかい?
この先、武器がないんじゃやってられないよん。
『黒いの』はどこからでもわいてくるんだから」
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