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「もうひとつあるわよ」

「ええ、あるわよ」

横から声。双子のキャンちゃんたちが、机に近づいてきた。

「管理者になればいいの」
「管理者?」

「または、あやつればいいね」

管理者を操るか、
管理者になるか、
それか術者を雇う。

私は頭の中で復唱する。
「メイルちゃん」

「なに?」

「フィルはなぜ来ないと思う」

「なにか、トラブルに巻き込まれたから?」

リークロード君が言う。
「あぁ。結界の管理者のひとつがフィルローグ家だな。純血を守る委員会……サクラクラ会の一人。
うちの教頭だよ」

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あきゅろす。
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