幻滅デイリー
告白したい 裏
好き。好きよ。大好きよ。
彼は、とても無口で無表情。でも、わたしは彼が好き。周りからは無理とか、合わないとか色々とやかく言われたりするけど。それに、わたしは知っている。彼が、とても優しい人だって事。わたしだけが、知っているの。それだけで、良い。
「だーい好き!」
普段から言っていても、わたしだけの一方通行アプローチ。彼は、未だに何の返事もくれない。無理なのかなとは思いつつも、わたしだって諦めきれないの絶対に。それくらい、好きなんだもん。一度や二度フラれたからって、簡単に引き下がれないの。わたし、そんなに単純で弱くないんだから。
「……………」
でも、今日は少しだけ違った。何だか、彼が笑った気がした。わたしは嬉しくて小躍りしそうだったけど、少し後悔した。もっと、本気で言えば良かったかもって。
好き。好きよ。大好きよ。
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