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幻滅デイリー
JAP!
「ね、見て見て。さすが海を隔てていても、隣の国よね。同じ様な、話が沢山あるの」
彼女は、中国小説集を此方側に開いて向ける。
「それは、違うかな」
「………?」
怪訝な顔をする彼女。さっぱり解らない、という事らしい。
「つまりはね。ぼくが日本人を凄いと思うのは、他国の文化や作品を取り入れて上手く改良して普及させるという能力なんだ」
「極端に言ったら、パクり?」
「まぁね、それを良いか悪いかというのは個人の勝手だけどさ。改良しているから良い、という考え方も出来るだろう? それに、パクりであるというより参考程度という事もあるだろうし」
まさか、超直接的にパクりという言葉が出てくるとは思わなかったが。
「パクりじゃない。もしくは、盗作!」
「はは、手厳しい」
ぼくは、苦笑していた。

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あきゅろす。
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