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幻滅デイリー
やられた深層心理!
「っしゃ、飯だ飯!」
小銭を掴んで、購買部に昼飯を買いに行く。途中で体育後の三人に会ったので、「買ったら、いつも通り屋上行くから」と告げた。



 イチゴ牛乳と焼きそばパン、メロンパン、お湯を入れたカップラーメンを持って、一足飛びで屋上に向かう。すると、着替えた三人が手招きしていた。
「おっせーぞ」
「とか言って、もう食ってんじゃん。別に良いけど」
ガツガツとドカベンを貪る友人にツッコミを入れながら、空いている場所に座る。
「いただきまーす」
パックジュースにストローを挿し、パンの袋を開けて食べながら前に座る友人に訊く。
「そういや、さっきの心理テストの解説しろよ。気になんだろ」
すると、またもやニヤニヤと笑っていた。
「そんなに、面白い事なのかよ」
しかし、一人は俺を哀れむ様に見ていた。何だ、もしかして妙な事を言ってしまったのだろうかと急に不安になる。
「羊の数は、お前のM度指数らしいぜ」
「うわ、百パー!」
弁当から顔を上げて、俺を指差す。何か、すっげムカつくんだけど。
「んじゃ、お前は何匹だったんだよ」
「俺は、そんな仕事しねえから零匹」
「はあ?! それ、セコくね?」
しかし、言えているかもしれない。こんな質問をする奴だ、根っからSの可能性もある。
「じゃあ、お前らはどうなんだよ」
弁当をかっ食らう友人と相変わらず俺に哀れみの眼差しを送る友人に、それぞれ訊いてみる。
「五十パー」
「同じく」
って、単純に面倒臭かったからそう答えただけじゃね? と訊きたくなった。
「お前って、Mっぽいもんなー」
「ねえよ、馬鹿!」
そして、俺は一週間程M男と呼ばれた。

 心理テストには、ご用心。

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あきゅろす。
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