幻滅デイリー
解ってよ、悪戯心!
とある飲食チェーン店に来たぼくらは、食事を済ませてから小倉ソフトクリームとミルクソフトクリームを注文した。両方共、ソフトクリームが滑らかで美味いと個人的には感じている。
やがて、店員が一つの盆でグラスに入った二種類のソフトクリームを持ってくる。
「お待たせ致しました、小倉ソフトは……」
「あ、はい」
すると、丁寧に目の前へと置かれる。そして、ミルクソフトを彼女の前へと置こうとする。
「ちょっと」
ぼくは、慌てた店員の顔を見る。
「一人一つずつ、と勝手に決め付けない事だ」
彼女の前に置かれそうになった、ミルクソフトを手前に引き寄せた。
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