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幻滅デイリー
B型のうた
「O型っぽいよね!」
そう言われても、困る。だって、俺はB型だからさ。っていうか、B型って一発で当てられた事が無い。それはそれで面白いけど、俗説の固まりと言われている性格別血液型判断みたいなもので量られていたとしたら。俺は一体、どうしたら良いのだろう。もっと、空気の読めない我儘人間になった方が良いのだろうかなんて考えてしまう。

「俺、O型じゃないんだよね」
初めて、告白した。すると、驚きの声と感嘆の溜め息が聞こえた。
「ウソー、じゃあA型とか?」
「んー、本当はB型なんだよねー」
頭を掻きながら言うと、確実に周りが引いているのが解った。そんなに、B型が嫌なのか。単なる俗説に、左右されるなんて間違っている。

 やがて、一人が口を開いた。確か、彼はO型だったはずだ。
「O型は、周囲の輪を乱さない」
彼はO型の自分を庇護しながら、当て付けの様に俺を攻撃した。

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あきゅろす。
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