幻滅デイリー
円盤少女の誘惑
≫あらすじ
高校の登校中、光に包まれた円盤(?)の下敷きになった俺は可憐な少女に詫びられていた。
「な、何するんだよ!」
俺と大して背格好の変わらない少女は、俺の手を取って自らの掌と合わせる。
「は……、な、何ッ?! マジで、何なのさコレ」
そんなに、怖がらないで下さい。宇宙人と言えど、傷付きます。わたしは、アンドロメダ第**星雲から来ました。見ての通り、わたしには何の力もありません。そして、意思の疎通をするにはこの様に自分と相手の掌同士を合わせなければなりません。
「え、何ッ?! う、宇宙人って!」
ピンク色の髪は、地毛なのだろうか。うーん、宇宙人だからだろうか。っていうか、ドッキリなんだろうコレ。誰でも良いから、大成功とか言って出て来い。今なら許すから、普通に。
この髪は、地毛です。地球の方々にとっては、珍しいのですね。
「って、俺の思考タダ漏れかよ!」
ぎゃあぎゃあと喚くと、少女はにっこりと微笑んだ。あ、普通に可愛い。じゃねえし、宇宙人って嘘だろ。純情な男子高校生を、騙そうとしやがって。
≫次回予告
宇宙人と同居って、お断りだ!
フィクションです。次回は、ありません悪しからず。
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