龍と花
どういうことー
「降りるぞ」
着いた場所は予想通り俺のバイト先だった
龍也の後を追いかけ店の中に入り、レジ脇から奥に入る
・・・いいのかな、勝手に入って
まぁ、俺はバイトしてるからいいかもしれないけど・・・
事務室に入ると、因幡さんがお金を纏めていた
「おい」
「わっ!?・・・って、龍也・・・と、楓君?」
因幡さんは驚いた様で、俺と龍也を交互に見ていた
ってか、この二人知り合いだったの?!
「晴希 、こいつは今日で辞めさせる」
「え!?」
何言ってんの!?
慌てて龍也を見るが、抱きこまれて何も見えなくなった
というか、因幡さんの前なのに・・・
「・・・ふーん、そういうこと。とうとう捕まっちゃったんだねー」
はぁ、と悲しげな溜め息が聞こえた
なに?とうとう?なんか俺だけ話についていけてないんだけど・・・
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