龍と花
はずか死ぬ
「龍、也・・・」
「なんだ」
顔を覗き込まれる
「・・・アツい」
「・・・誘ってんのか?」
違う、と首を横に振る・・・頭がボーっとする
「・・・のぼせたか、出るぞ」
「ん」
立ち上がった龍也に続いて俺も立ち上がろうとするが、フラフラしてうまくいかない
どうしようかと思っていると、体が宙に浮いた
・・・龍也に・・・お姫様抱っこ・・・されてる
「やだ、降ろしてください!」
裸でお姫様抱っこなんて・・・恥ずか死ぬ!!
「なんで」
「なんでって・・・は、恥ずかしいから・・・!」
「なら却下だ」
「ぇ!」
どうして、 と思って龍也を見ると、お前の体の方が大事だからな、と言って微笑まれた
この人は・・・なんでこういうことを簡単に言えるのだろう・・・
言われる側の身にもなってほしい・・・
俺が大人しくなったのを確認して、龍也は歩き出した
[*過去][未来#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!