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龍と花
楓と盲目のお兄さん

「・・・さてと」

俺も部屋に戻らなきゃ。
ゆっくりと廊下を歩き進める

「・・・・・・あれ?」

部屋・・・どこだっけ?
俺はこの広いお屋敷で、迷子になってしまった
・・・らしい

「んー?」

むぅ・・・どの部屋だろ
一部屋ずつ確認していけばいいのだろうけど、人が居たら大変だし・・・
来た道を思い出しながら頑張って廊下を歩いた
・・・が、

「・・・なんか」

だんだん屋敷の奥に入って行ってしまっている気がするのは、俺だけだろうか・・・?
戻ろうと思って後ろを向く

「っわ!?」

ドンっ、と誰かにぶつかってしまった

「っ、す、すいません」


[*過去][未来#]

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