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龍と花


体も洗い終わり湯船に浸かる。俺の脚の間には、龍郎君が座っている
のんびりしていると、龍征君が風呂場に入ってきた

「遅くなりました。日向さんありがとうございます」
「いいよー、龍郎君可愛いし」
「楓お兄ちゃん優しいよ、りゅーせー」

二人で笑いあう

「 そ、ですか・・・良かった」

俺らの方に一瞬微笑んで、すぐ体を洗い始めてしまった
・・・?・・・・あ、

「龍征君も可愛いよー、ホラ、おいでー」

湯船の中で手を広げてみせる
一瞬驚いた顔をした龍征くんだったけど、すぐに体の泡を流して湯船に入ってきた

「ほらほら」

来い来い、と手招きをすると、ゆっくり近づいてきた
龍征君の体をギュウッと抱きしめる

「〜〜〜っ」
「ふふっ、可愛いー」

腕の中にすっぽりと納まる龍征君・・・チョー可愛い

「あ、りゅーせーいいなー!楓お兄ちゃん、僕もぉ!」
「おー、来い来い」
「わ、龍郎!」

龍郎君がガバッと飛び込んできたから、俺と龍征君は頭からお湯をかぶってしまった


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