龍と花
2
体も洗い終わり湯船に浸かる。俺の脚の間には、龍郎君が座っている
のんびりしていると、龍征君が風呂場に入ってきた
「遅くなりました。日向さんありがとうございます」
「いいよー、龍郎君可愛いし」
「楓お兄ちゃん優しいよ、りゅーせー」
二人で笑いあう
「 そ、ですか・・・良かった」
俺らの方に一瞬微笑んで、すぐ体を洗い始めてしまった
・・・?・・・・あ、
「龍征君も可愛いよー、ホラ、おいでー」
湯船の中で手を広げてみせる
一瞬驚いた顔をした龍征くんだったけど、すぐに体の泡を流して湯船に入ってきた
「ほらほら」
来い来い、と手招きをすると、ゆっくり近づいてきた
龍征君の体をギュウッと抱きしめる
「〜〜〜っ」
「ふふっ、可愛いー」
腕の中にすっぽりと納まる龍征君・・・チョー可愛い
「あ、りゅーせーいいなー!楓お兄ちゃん、僕もぉ!」
「おー、来い来い」
「わ、龍郎!」
龍郎君がガバッと飛び込んできたから、俺と龍征君は頭からお湯をかぶってしまった
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