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龍と花
託された想い

「出来ましたよ」

着物を着つけてもらい姿見の前に立たされた

「おー、客人美人だな」
「そ、ですか・・・?」
「はい、とても美しいですよ・・・・・・っブフォ!」
「おい、白木!」
「ハァハァ・・・」

・・・大丈夫なのか・・・?
鼻から血を流して悶えている白木さんに少し心配
になった
だらだらと血を流し続ける白木さんを見て、草壁
さんが立ち上がった

「悪いな、客人。ちょっとコイツ連れてくわ」
「あ、はい」

そいう言って草壁さんは白木さんを担いだ
あ・・・鼻血がスーツに・・・

「今若達出払ってるから、ここに人が来ることは無ぇと思うんだが・・・もし何かあったら、すぐ呼んでくれ」
「はい。・ ・・あの、龍也さ、龍也は何をしに行
ってるんですか?」
「た、龍也!?」

何故かものスゴーク驚かれた

「なんですか?」
「そうか・・・いや、なんでもない。客人、名前は?」
「日向楓です」
「そうか、日向、若を頼むな」

そう言って、二カリとイケメンな笑顔を浮かべた草壁さんは俺の頭をポンポンと撫でた

「?」

そのまま草壁さんは部屋を出ていってしまった
・・・頼むって何をだろう?

そう思ったが、聞く相手はもういなかった


[*過去][未来#]

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あきゅろす。
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