龍と花
救世主草壁さん曰わく、変人化
さっきまでの白木さん、カムバック!!!
どうしようかと悩んでいると、バーン!!と勢い
よく襖が開いた
「大丈夫か?!客人!」
入ってきたのは、短い金髪に刈り込みを入れた本格的にヤクザみたいな人・・・
・・・いや、ヤクザなんだろうけど
その人は俺達の姿を見るなり固まってしまった
「お、お楽しみ中だったか・・・し、失礼し「違います!!」・・・そうか」
部屋から出ていこうとするお兄さんをなんとか引き止め、状況を説明する
お兄さんは草壁さんと言うらしい。白木さんの兄貴分だということも教えてくれた
「・・・成る程ね、また出たのか・・・」
「・・・また?」
未だに俺の腰にしがみついている白木さんを見る
「白木は自分の好みのモノを見つけると、変人化するんだ・・・」
「ぇ・・・」
「ここ最近は無かったんだがな・・・」
よっぽど客人の肌が気に入ったんだろうなぁ・・・
そう言って苦笑いする草壁さんが、白木さんを外しにかかった
「おい、白木離れろ」
「んー、や!」
「や、じゃねぇ!!」
しっかりと抱きついていて、なかなか離れない
ってか、白木さん可愛い・・・
ぷぅ、と頬を膨らました白木さんに、さらに強く
しがみつかれた
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