龍と花 腹黒い笑み 渡された着物を前にどうしたらいいのか分からず モタモタしていると白木さんが、あ、と爽やかさ んの方を見た 「着替えるのにあの男が邪魔でしたね、すいません・・・・・おい、竹内」 「は、い!なんでしょう?!」 白木さんが声をかけると、爽やかさんビクーッ! !!ってなってた ・・・さっき何があったんだ・・・ 「空気、読んでください?」 「あ、し、失礼しましたぁ!!」 白木さんがニコリと笑って言うと、ペコッと頭を下げて走って行ってしまった 別にいても良かったのに・・・ 「すいません、彼は竹内。私の部下ですが・・・ちょっとバカでして」 はぁ・・・とため息をついた白木さん でも、顔は少し笑っている きっとあれが普通のことで、実は仲がいいんだろうな・・・そう思うと、兄弟みたいでなんか笑えてきた 「ふふ」 「?どうしました?」 「いえ、あ、そういえばさっき廊下で何をしてたんですか?」 俺がそう聞くと、躾ですよ。そう言って白木さんは妖しく微笑んだ ・・・・・・俺は何かを感じた・・・ [*過去][未来#] [戻る] |