龍と花 爽やかさんの乱入 俺の姿を見て白木さんがそういえばと口を開いた 「楓さんの服ですが、汚れてしまっていたので洗わせていただいております」 「あ・・・ありがとうございます」 「それで、どうせここにいるなら、と着物を渡されまして・・・」 そういうと白木さんは置いてあった包みを広げた 「あれ・・・?ぇと、これ・・・」 「はい、女物ですね」 広げられた着物には、可愛い朝顔の絵柄。 ・・・ぇ、コレを俺が着るの?! 「あの・・・これしかないんですか?」 「申し訳ありません、若の指示でして・・・」 龍也の?何を考えているんだ・・・ 「・・・着るしかないんですかね」 「お願いいたします」 苦笑いで頭を下げる白木さん 俺が着ないと白木さんが怒られちゃうのかな・・・ そう考えると何故か着なくては!という気になってきた 「じゃ、じゃあ着ま「白木さん!!」・・・?」 着ますと言おうとしたら、襖を勢いよく開けて、短髪で背が高くてイケメンな、爽やかお兄さんが入ってきた [*過去][未来#] [戻る] |