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龍と花
堂本さんと三輪さん

俺が誰のことを言っているのか分からなかったらしく、堂本さんは首を傾げていたが、すぐに思い当ったらしい

「くっ・・・ははっ、く、黒い人って・・・ふふっ」

プルプルと肩を震わせて笑っている・・・俺何か変なこと言ったかな・・・?

「確かに、く、黒かったけ ど・・・ぶふっ」

とうとう腹を抱えて笑い出した。俺が対応に困っていると、スパーン!!と襖が勢いよく開いて人が入ってきた

「ゴルァ!堂本、五月蠅いわぁ!!」
「ひっ、はは、あ、三輪さん」

入ってきた三輪さんという人は、丸刈りで頬に傷がある、パッと見チョー怖いおじさんでした・・・・
いかにもヤクザって感じだ・・・!

「貴様の笑い声が廊下まで聞こえとんのじゃ、ボケっ!」
「だってさぁーこの子、若のこと・・・ぷぷっ、「黒い人」って言ったんだよ〜・・・あははっ」
「な、んじゃと・・・?」

三輪さんと言う人が俺を睨んだ

「若を侮辱しとんのか?!」
「ひっ・・・」

こ、怖すぎて何も言えない・・・
首をプルプル振ってみる

「三輪さーん、怖がってますよ〜。彼も悪気は無いんじゃないですかー?名前を知らないからなんて呼べばいいか分からなかっただけだと思いますよぉ〜?」

横にいた堂本さんが弁解してくれた。凄い、その通りだ・・・。コクコクと頷いておく

「う、む・・・そうか、若を侮辱する気は無かったんじゃな?」
「は、い」
「ならええんじゃ」

そう言ってさっきまでの怖い顔を一変させて笑った・・・以外にいい人そうだ


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あきゅろす。
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