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土方部屋
月にも見せはしない(近藤×土方)
「歳……」

ふとしたおりに近藤が呼ぶ。

新撰組局長と副長。その研ぎ澄まされた関係が甘く崩れる。

土方はそんな近藤に眉を顰める。

近藤はズルイ……と。





つい先日まで男にまったく興味がなかった男である。

それなのに。

関係をもってしまったとたん、あからさまに色をみせるこの男。

自分が今まで必死に隠し通してきたものはなんだったのだろうかと。

そんな自分の肩肘など通じないのが目の前の男。

ぐいぐいと誇示してきた鎧をはがされ、その大きな懐にかかえこまれてしまうのだ。




「歳……」

焦れたように男が再度その名を呼ぶ。




だが……

流されはしない。

どんな時でも対等でありたい、この男とは。

情婦にだけはなりたくはない。




だから。

決して喰われたりはしない。




土方はおもむろに立ち上がる。

そして背後にうつる月を遮るかのように後手で障子を閉める。





もう隠しはしなかった。

己の瞳に浮かんだ欲の色を。





そして噛み付くように男にくちづける。






月にも見せはしない。

この男は己のものだ!


密着した身体にあたる男の証を感じながら土方はそう叫びたかった。

だが言葉は発せず、男が自分を欲しているその証を愛おしそうに握り締めた。










土方さんへ愛を叫ぼう

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