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土方部屋
極楽浄土(山南×土方)
ガサリ


縁側の向こうで誰かが立っていた。

ハッと振り返る土方の前に立っていたのは。


「山南・・・・さん・・・・」

闇よりもなお暗い目をした男がそこにいた。

闇が両手を広げる。

土方はその闇から目が離せなかった。

吸い込まれるように闇に包まれる。

闇の手が土方の両頬を挟み込む。

青白い月に照らされた美しいその白い面。



「土方くん・・・」

闇が名を呼ぶ。

「私なら私なら逃げはしない。君を満たしてやれる・・・・」

山南の唇がそっとおりてきたのがわかった。

だが土方は逃げなかった。



―――――闇のくせにあたたかい

心の中にぽっかり空いた隙間に潜り込むように闇は土方の身体にまとわりつく。

あたたかいその闇に身を任せながら土方はそっと目を閉じていった。







絡みつくような内壁に山南はギュッと眉を寄せる。

だがその絡みつく本人はいつもの取り澄ました顔が信じられないほど乱れていた。


うううっ


あの鬼の副長がこんな色っぽい顔をするなんて誰も信じられないだろう。

山南はその声を聞きたくてさらにぐぐっと腰を深める。



ああぁ・・・・


掠れた声が歓びをもらす。

この声をきくのは自分だけだ。

あの局長でさえ知らない土方の声。

半開きになった唇からもれるためいき。

そしてさらなる刺激を求めて立ち上がりとろとろと涙を流しはじめるその徴。

土方は焦れ、己の欲望へと手を伸ばし始めていた。

それに気づいた山南はその手首を拘束する。



「だめですよ。自分でするなんて・・・」

その耳たぶを甘噛みしながらそう囁く。


「・・・し・・・してくれ・・・」

土方の口からそんな言葉がもれる。

直接的な刺激が欲しい、そう主張して膨れる男根。



「素直なあなたは可愛い・・・」

山南はそう言うと涙をながす男根をそっと握りしめる。


うっ



ただ触られただけでいきそうになる土方自身を根元でギュッと留める。

「ひとりでいかないで・・・私も連れてってください。あなたの極楽浄土に・・・」

そのセリフとともに山南が激しく動き出す。

同調させて手の中の土方をも育て上げる。

山南は土方の絶叫をその唇で塞ぐ。

そこは極楽浄土、目の前が真っ白にはじけた世界。




そしてその極楽へといざなった天女が山南の腕で力を失った・・・・・





片翼飛行
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