イワン・カレリン
崩れない愛
ザーザーッ
最近この街では雨が多い。
「優子…大丈夫かな…」
家に一人いたイワンはボソッと心配そうに外を見ながら呟いた。
優子は小さい頃に色々あり両親も親類も誰一人いなかった。
僕も親とは離れて暮らしているから今は優子と一緒に住んでいた。
ザーザーザーザーッ
雨の音が勢いを増す。
その時…
ガラガラッと玄関の扉を開ける音がした。
慌てて駆けつけると…
「!?優子!!傘持っていかなかったの!?」
慌ててびしょ濡れの優子をタオルで包んだ。
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