高柳 尊
消えない愛
じっちゃから優子を殺せと命令がはいった。
そんな事できない。
俺が優子を好きだと言うのはじっちゃだって知ってる
なのに……俺がこの手で…?
「尊くん」
!?
「優子…」
優子はニコッと微笑むと心配そうに俺を柔らかいタオルで包んだ。
「大雨なのに傘もささないで……風邪、ひいちゃうよ…?」
「ありがと……」
「手…冷たい…」
ギュッと優子は俺の手を握った
「優子…」
『殺すなら今しかない。』
そういう衝動に駆られてしまった
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