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「紅茶とブックカバー」


それとなく
きにしてる
いつまでも
すれちがいばかりで

わけもなく
かなしくて
ぼくたちは
ことばさえ なくして

おもかげは
やさしげで
それでいて
どことなく ほのかで

なぐさめも
つよがりも
なにもかも
つつみこむみたいだ


めが さめても
まだ ゆめは
ゆめのまま
(さめない)


あなたに たずさわる
すべてを
こんなにも なにげない
ひとつひとつを
わたしはおぼえてる

わたしはおぼえてる


よるはまた
おとずれる
おともなく
ものうげな ぼくらに

なにをする
わけでなく
ただふたり
いつのひも いつでも

さめたのは
あいじゃなく
のみかけの
ためいきのあつさで

あせたのは
あいじゃなく
よみかけの
しょうせつのせびょうし


めが さめても
まだ ゆめは
ゆめのまま
(さめない)


あなたに たずさわる
すべてを
こんなにも なにげない
ひとつひとつを
わたしはおぼえてる

わたしはおぼえてる

わたしはおぼえてる



1995/5/16 23:45


mathis


【もともとは友人の奥様(当時は彼女)に頼まれて
作った歌。後年、大幅に手を加えて今の形に。
女性が歌うこと前提の歌作りが新鮮でした】

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あきゅろす。
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