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Leaf's notebook/書きかけ微BLファンタジー小説
[簡易SS]風の中を駆ける (4・完)
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ラッカ「――そら、行けっ!」

ラッカが言うと、神獣が一声応えて駆け出す

ゴウッ

シュナ「(わ……速いっ)」

ラッカ「ちゃんと掴まってろ」

ぐっ

風を切って駆ける神獣の背で、シュナが落ちないようにと
シュナの背中から脇腹のあたりへ手を回してきつく抱き寄せるような態勢を取るラッカ

シュナ「……うん」

ぎゅっ

ラッカの体に両腕を回してしっかりと抱きつくシュナ


体を密着させていると、ラッカの体温や
筋肉質なたくましい体の感触、心臓の鼓動などが伝わってくる

シュナ「(何だろう……ドキドキする)」

思いがけない胸のざわめきにシュナは戸惑ったが、高鳴る鼓動の理由はまだ分からず。

疾駆する神獣の背で、年若い王子は
迷いのない表情で神秘の獣を駆る隣国の王子の力強い腕の中に身を任せていた。

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あきゅろす。
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