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作者でも分かるとまと同人誌情報コーナー
ドキたま/じゃんぷ第六巻経過報告(サンプルあり)(2014/4/23)



古鉄≪というわけで、ドキたま/じゃんぷ第六巻が2014/4/24に販売開始です。みなさん、よろしくお願いします≫

恭文「ついに最終決戦だよ。HP版とはまた違う編成になっているので……まぁネタバレを避けるため、今回はサンプル少なめですが、まずはこちら」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「……なんだ、アレは。我にも見えるという事は」

「ザフィーラさんにも、ですか。私にも見えます。しゅごたま……ううん、なんだか違う。なにこれ」


あたし達が驚く中、ギンガさんが自分を抱き締めながら身震い。


「なぎ君じゃないけど、分かる。あれには怖いものがいっぱいつめ込まれてる……!」

「イクト、アンタほんとに……違うよね! アンタは、操られてなんてない! だからここへきたんだよね!」

「あむさん」

「……なんでなにも答えてくれないの。お願いだから、お願いだからそうだって言ってよ!
いつもみたいに『だまされたー』って言ってよ! 今だけは嘘つきでいいから……イクトォ!」


叫びながらイクトへジャンプ。そうしてイクトに右手を伸ばし、その体に触れようとする。


「俺のこころ、アン」

『解錠(アンロック)』

「ロック」


もうちょっとで届きそうだったのに、イクトは足元から生まれた黒い光に包まれる。

それが弾け、光と同じ色の風が吹き荒れる。それに吹き飛ばされ、元いた箇所へ転げ落ちた。


「あむちゃん!」


なぎひこが咄嗟にあたしに駆け寄って、体を起こしてくれる。ザフィーラさん達は前に出て、拳や刀を構えた。

……そしてイクトは光を全身で吸い込み、あの姿になる。ヴァイオリンを銀色の鎌に変え、無表情にただ佇む。


「キャラなり――デスレーベル」

「イクト、そんな……本当に、アンタがともみさん達を? そんな」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文「はい、デスレーベルがついに名乗りを上げました」

古鉄≪相変わらず強いので覚悟していてください。描写的にはHP版以上です≫


(というか、シチュ的にそう見え……たらいいなー)


恭文「弱体化しないラスボス……恐ろしい」
古鉄≪それを戦術とノリで崩すのがいつものとまとですが、今回はそうもいきません≫


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「シャマル、蒼凪は」

「……三人より重傷よ。失血もひどいから、今日一日は動かせないわ」

「だからフェイトお嬢様と……申し訳ありません」

「ううん、大丈夫だよ。というか、なんだろうな」


フェイトさんは戸惑ったまま、あむと唯世を見る。


「……ごめん。あたしのせいだ」

「あの、そっちじゃないよ。そこまでのタフさって不自然じゃないかな」

「不自然?」

「だって月詠幾斗君、体調不良なんだよね。その影響もあるはずなのに……もしかして、精神なのかな」


精神……気になっている間に、フェイトさんがシャマルさんを見る。


「フェイトちゃんの言う通りよ。るろうに剣心じゃないけど、彼は精神が肉体を凌駕している」

「ようはあれっすか、肉体のダメージじゃあ止まらない」

「えぇ。そもそもおかしいでしょ? 彼は操られていた状態から一度目を覚まして、それでも意地を張った。
……ただイースターが怖いだけじゃないのかも。なにかこう、作戦に従事する強い目的意識がある。
あなた達に『余計な真似をするな』と言い続けた事も、そこに起因しているかもしれないわ」

「イクト兄さんを駆り立てているもの……そこを崩さないと、本当に命を奪って止めるしかなくなる」

「えぇ」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文「杉田さん呼べばいいんじゃない?」


(『そんなわけあるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! ていうか誰!』)


恭文「分かった、じゃあ妹な早見沙織さんだ」

古鉄≪それですね≫


(『それもちがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁう!』)


恭文「じゃあどう違うのか見てみよう」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「ちょっと、どういう事よ。未来のって」

「もしかしてデンライナーとかかな! ……あー! やや達にこれからなにが起こるか教えてくれるのかな!」

「残念ながらそれは無理なんだ。……今の僕には一つ仕事がある。悪いけど連れていくよ」


と言いながらすっと踏み込み、今の僕が反撃で打ち込んだ右ストレートを回避。そのまま腹へ一撃入れ、気を失ってもらう。


「お兄様!」

「恭文!」

≪はい、じっとしていてください≫


あとシオン達もアルトががっしりホールド。慌ててクロスミラージュを構えるティアナ達から、大きく飛びのいて退避。

十メートル以上跳躍し、元いたビル屋上へと着地。アルトもふわふわと浮かび上がる。


「恭文! ……アンタ、なんなの! ていうかここまできたら教えるくらいいいじゃん!」

「それは僕も同感だ! ここまで今の時間に干渉するなら、君がイースターの事を解決できたはずだ!」

「もう一度言う、無理だ。お前、勘違いしてるでしょ。時の運行を守るのはね、人助けとは違うんだよ」

「一体なにが違うと言うんだ! イースターを止める事は同じはずだ!」

「全然違う。あむ、おのれはオーナーから聞いてるはずだよ。全ては必要な事だってね」


結局言い訳だなぁと思いながらも、軽く肩を竦める。


「そう、全部必要だった。ルルがなぞたまで馬鹿をやるのも、月詠幾斗が操られるのも、おのれがそれをかばい間違えるのも」

「あたしも!? ちょ、待って! アンタが直接的に変えたりは駄目としても、それが必要っておかしいじゃん!」

「そこまで追い詰められなかったら、あれを助けたいってみんなに言えたのかな。特に唯世」


面倒なのではっきり言うと、あむが戸惑った様子で硬直する。それがまぁ、少し面白かったり。


「もちろん、答えはNOだ。お前は唯世に遠慮していたし、唯世もお前に遠慮を強いていた。
そうして追い詰められて、失いかけて、初めて今を変えたいと願ったんだ。ラン達を産んだ時みたいにね」

「イクトを助けたい……イクトを信じたいって思ってるあたしは、今までの事があったからここにいる?」

「正解。その気持ちが必要なのよ。もちろん間違えた事は省みなきゃいけないけどね」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


古鉄≪そうか、だからあむさんはヒドインなんですね≫

恭文「だねぇ」

あむ「ふざけるなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

恭文「あ、出てきた」

あむ「出てきたじゃないし! ていうかどうしたらヒドインじゃなくなるのー!」

古鉄≪この人の嫁になればいいんですよ≫

恭文・あむ「「おい馬鹿やめろ!」」

古鉄≪しょうがないでしょ、あなた……この人なしじゃ生きられなくなったんですし≫

あむ「やめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


担いでいたユニゾウルブレードを一旦下げ、左手をパスに当てる。


「春香、みんな――いくよ!」

『はい!』


唯世達も歩きながら、両手を胸元まで挙げた。


「「僕のこころ」」

「俺のこころ」

「私のこころ」

「ややのこころ」

「あたしのこころ」


僕はパスを押しこみ、ユニゾウルブレードへしっかり装着。あむ達は両手を素早く動かし、鍵を開ける。


『アン』


『解錠(アンロック)』


『ロック!』

『変身!』

≪Infinity Form≫


ブレードの先から虹色の線路が飛び出て、それが僕の体を囲みながらジャケットへと変化。

あむ達もしゅごキャラーズを胸元に受け入れ、光の中で変身。


『キャラなり!』


まずあむはもうお馴染みとなった、ピンク色のチアガール。


【「アミュレットハート!」】


唯世は白くてフリフリな王子様ルック。そして金色の王冠ロッドを右手に携えている。


【「プラチナロワイヤル!」】


なぎひこはヒップホップスタイルで、足から翼を生やしたダンサーな格好。


【「ビートジャンパー!」】


りまは赤ピンクなカラーリングと、ピエロ的なスカートが特徴的な……てーか、まんまピエロだよね。


【「クラウンドロップ!」】


ややはピンク色の赤ちゃん服。なお、パワーアップしたけど、ウサギ耳な赤ちゃん服は変わらなかった。


【「ディアベイビー!」】


そして最後は空海。ブースター付きのボードに乗っている空海は、フライトジャケットとゴーグル装着。


【「スカイジャック!」】


みんなの力を受け止め、もう一度インフィニティフォームとなる。

そのスタイルはやっぱり、リインフォース・ライナーとよく似ていた。

春香達の色が四肢に走り、デンライナーにいるみんなとも強くリンク。


更にリイン達も光となって、ユニゾウルブレードとユニゾン。ダイヤの蒼と紫が強く点滅する。


≪エンチャント・ユニゾン完了!≫

≪ユニゾウルブレード、及びインフィニティフォーム! 定刻通りにただいま生来なのですー!≫

「コードアクセス」

≪Swordgun Mode――Ignition≫


更にアルトもセットアップ――ガンモード状態なアルトを左手に持ち、くるりと一回転。


≪どうも、私です≫

≪なのなのなのぉぉぉぉぉぉぉぉ!≫

『765プロオールスターズも行くよー! レディ』


更に春香も乗ってくる。号令をかけると。


『ゴォォォォォォォォォォ!』


みんなの声が一気に響いてくる。さすがに大きくて、つい耳を塞ぎかけた。


『さぁ、ショータイムなの!』

「ちょ、それ僕のセリフ!」

『『最初に言っておく! 真美(亜美)達はかーなーり――強い!』』

「それも僕のー! てーか敵いない! 今のところ敵いないから!」

「恭文もフル装備だ」

「電王にも負けないてんこ盛りですねぇ」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文「はい、一斉変身シーンです。やっぱこういうのいいよねー。燃えるよねー」

古鉄≪HP版以上にてんこ盛りですね≫


(HP版だと春香達はいなかった罠)


恭文「まぁあとはネタバレ防止のため……特別書き下ろしの方を。まずはメルとまから」

あむ「あれ、メルとまだとアンタ」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


前回のあらすじ――リュウタやウラタロスさんのおかげで、一気に情報が集まりました。

奴らの潜んでるっぽいアジトまで大発見し、いつでも乗り込めるところまできました。

フェイトも地球に戻ってきて、やっぱり涙目。VIP扱いだったというのにぜい沢な。


……でも僕は分署のロビーで、ソファーに座りながら打ち震えていた。原因は増えに増えた女性アドレス。

素に戻った僕相手でも容赦なくかかってくるメールや電話……はい、みんなと仲良しです。

『そういうキャラだった?』と疑問に抱かれながらも、それもありかもとすぐ受けいれてくれる。


嬉しいのと同時にどうしたものかと思って、打ち震えてしまった。

だ、だって僕がこの手ならって受け入れちゃったのもあるし、さすがに着信拒否はー!


「いやぁ、予想以上すぎて怖かったねぇ。恭文、やっぱり歴史的な釣り師に」

「この馬鹿!」


そこで左隣のウラタロスさんへ、ハナさんが右ストレート。当然ウラタロスさんは床に横たわるわけで。


「やり過ぎよ! ……恭文君、あんまり気にしなくても大丈夫だと思うわよ。
ほら、キャラが変わったら向こうも自然と引くし……良太郎もそうだったし」

≪ハナさん、それ勘違いなの! そういうのもアリかなーってみんな受け入れちゃってるの! べったり甘々なの!≫

「はぁ!?」

「ど、どうしよう。これ、やっぱり責任取らなきゃ……!」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


あむ「これがあったじゃん! アンタマジどうするの!?」

恭文「一人一人とお話するしかないでしょ!? うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

あむ「落ち着けー! だ、大丈夫だよ! 友達的な感じならまだOKだって! アンタ顔広いし!」

古鉄≪それで済めばいいんですけどねぇ。まぁこんな話しも絡めつつ≫


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「よせ……お前、死ぬぞ!」

「イヨネスコは異世界で行われた戦いと、この世界で起きた異次元生物の時間改変を受け、一つの障害を発見した」


僕の警告はガン無視で、ドライバーが腰にセットされる。そしてベルトが展開――ライドブッカーが左腰に出現する。


「それはこの世界における特異点……いや、分岐点の鍵だ。
僕達がどれだけ世界を作り変えようと、彼がいる限り時間は修復されてしまう」


しょうがないので左手で獅子手裏剣を取り出し投てき。でも奴がブッカーから取り出したカードをかざし、障壁展開。

黒いエネルギーが手裏剣を防ぎ、更に僕達を近づけまいと黒いオーラを吐き出してくる。


「人の記憶は時間、だったね。君という楔がある事で、人々は消えた時間をその記憶で修復する。
……間違いだらけの、この時間を未来に繋ぐんだ! いないものとして扱われ、否定され、全てを奪われ続けた僕達を見捨てて!」

「くそ、なんなんだコイツ!」

「君は鍵なんかじゃない! 世界の浄化を妨げる――ただの悪性ウイルスだ!」


そうしてカードをバックルに挿入。


「変身!」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


古鉄≪はい、おかしい事になっていきます。どうしてこうなった≫

あむ「マジそれじゃん! ホントなにしてるのかな!」

恭文「僕が巻き込まれたのは、最初から仕組まれた事だったのか……なんだってー!」

あむ「自分で言って自分で驚くなぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

古鉄≪そしてこんなお話もやります≫


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


ある日……事務所に顔を出すと、三条さんがある箱を手渡してきた。

それは私でも知っている、とある有名キャラクターが描かれていた。

だけどこれを手渡される意味がさっぱり分からない。ついデスクの三条さんと箱を交互に見る。


「歌唄、それを作りなさい。期限は二週間よ」

「……は?」

「聴こえなかった? それを」

「いや、そこじゃないわよ。なぜ私がこれを作るのかって辺りよ」

「仕事に必要だからよ」


全く意味が分からない。もしかしたら三条さんはあれだろうか、ちょっと電波が入っているのかもしれない。


「もっと言うとオーディションよ。ほら、それを使ったバトルって大流行してるじゃない」

「え、オーディションでそんな事するのかよ!」

「うたったりはないのですかぁ」

「もちろんそれもあるけど、宣伝も仕事に入っているから適当にやられると困るらしいのよ」

「……そんな面倒な話なのに、これを渡すという事は」

「そう! 実はかなりでかい話なのよ! 来年の話になるけど、世界大会のイメージキャラクターも夢じゃないわ!」


あぁ、三条さんが目をキラキラと……とにかく話は理解したので、エル達と箱のあちらこちらを確認。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


あむ「……歌唄」

古鉄≪フラグを次々と踏んでいますね≫

恭文「ここまで迂闊だったとは」


(『うっさい。そこのヒドインよりマシよ。言っておくけど、アンタより私の方が恭文なしで生きられなくなってるんだから』)


あむ「知らないし! ていうかなに、なんか殺気を感じる!」

恭文「僕にもかかるのは理不尽だと思うなぁ。そんな理不尽な歌唄は結局」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「……あれかな。自分で作ったガンプラを見てもらって、結果がオーディションの合否に反映される」

「それ。元からガンプラにも興味がないような人は、起用するつもりがないみたい」


まぁそうしたくなる理由もよく分かる。ガンプラバトルに限らず、イメージキャラクターってのは熱が必要なのよ。

例えばスポーツだったら、選手やルールについてある程度は知っておくべき……とかさ。

実際それができなかったアイドルとかは、関係者から叩かれたりするらしい。ちょくちょくそういう話は聞く。


「とりあえず作ればいいと思ったんだけど、なんかパーツがごちゃごちゃしてて……もうわけ分からなくて」

「てーかパーツ切り出そうとして、何個かなくしたりしたんだよ。あとは壊したりして」

「しょうがないので歌唄ちゃん、おもちゃ屋さんで同じのをもう一個買ったのです。それでこちらにおじゃまして」


なるほど、そんな様を間近で見たから、エル達もめちゃくちゃ疲れた感じだったと。しかし……改めて未開封な箱を取る。


「……いきなりこれは無理だって。ゆかりさん、考えずに買ったでしょ」

「歌唄ちゃんがなぜこれかって聞いたら、強そうだからって言ってたのです」

「恭文君、これって作るのそんなに難しいの?」

「同スケールのシリーズから比べるとだけどね。あー、でもそれならまずは作品解説からかな」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文「はい、ビルドファイターズに向けて……歌唄Verのフルアーマーも完成させなくては」

古鉄≪作るの忘れていたアームの合わせ目消しが終わって、後は色を塗るだけですしねぇ≫

(歯ごたえありました)

恭文「そうだ、ベアッガイも調達しないと」

あむ「なんで!?」

恭文「まぁ理由は劇中で……そんなわけでドキたま/じゃんぷ第六巻、なにとぞよろしくお願いします」


(先日作ったデジラマも挿絵に入れられたので、これからガンプラ関係の挿絵はカラーになるかも。
本日のED:LiSA『Rising Hope』)




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