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作者でも分かるとまと同人誌情報コーナー
ドキたま/だっしゅ同人版第七巻経過報告(サンプルその1 2013/6/17)



古鉄≪はい、というわけでご覧の通りです。それで幕間の方、掲載予定の六話はなんとか書き上がりました。
まぁまだ構成やらオマケのイラストをまとめたりで作業が残ってますけど≫

恭文「前回と同じく、ふだんより抑えめな価格で販売開始いたします。
みなさん、もしよろしければお手に取ってみてください。
……それで今回はまぁ以前も言いましたけど、超過した分書き貯めができていたドキたま/だっしゅの次巻です」

古鉄≪なお前巻からシリアス全開なため、しょっぱなからネタバレ要素が強くなっております。
もしそういうのが嫌な方は、六巻なりを買ってからご覧になる事をお勧めいたします。では……まずこちらからどうぞ≫


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


『――自分達がよければ、自分達が幸せなら、他の誰がどうなってもいい。
その腐った考えは、ヴェートルの件にも絡んでいる。……それで大事な事を一つ忘れていたよ。
最高評議会はね、あのフォン・レイメイをスカリエッティの後がまにしようとしたんだ』

「な……! フェイトさんっ!」

「……事実だよ。そこも、機動六課が問題視される理由になってるの」


そこまで知って……もう驚くどころか、感心すらし始めていた。

後々の大騒ぎを考えるとあれだけど、多分私は感覚が麻痺し始めている。


『彼がレジアス中将を殺したのも、そこが理由だ。六課が望んだ動き方をしない場合、彼が邪魔者を消す。
しかも六課はね、そんな人物を捕まえようとしたんだよ。そうして保護し、彼は裏でのうのうと生きていくわけさ。
しかも滑稽なのはそれらの行動が、全部最高評議会の悪事が露見した後に行われているんだよ。
もし部隊員の一人でも、上へおかしい状況を報告していれば、全て避けられた事なんだ』

「知ってるわよ、そんなの……とっくに」

『立場を守るため、悪に準じて生きる。それが機動六課――悪魔に魂を売った愚者の集まりだ。
――どうだろう、絶望したかな。私もね、調べに調べてこれだったから……本当に笑ってしまったよ』

「隊長」


でも私達より心中穏やかじゃない人がいる。その人はとても苦しげにしていた。

お世話になったとも聞いたから、そんな人がこれじゃあ……でも私にはなにも言えなかった。

知らなかったとしてもその絶望を、後押ししたのは間違いないから。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


古鉄≪というわけで前巻からの続き――まだまだ続く爆弾投下タイム。
これにより元六課関係者は、かなりまずい事になっていきます≫

恭文「まぁ僕達の知ったこっちゃないけど」

古鉄≪そうですね≫


(『ちょ、すごいぶった切り方してきたで、コイツらっ!』)


古鉄≪まぁそこをなんやかんやと片付けて……こうなりました≫


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


この着信音は……正直出たくない。今出たらこう、なんかめちゃくちゃ厄介な事になりそうな予感がする。

それでも二人の視線を受けて、やや諦め気味に通信を繋いだ。

そこには目をやや血走らせ気味な、シグナムの姿が……やっぱりかぁ。


「どうしたシグナム、てーかお前……落ち着けって。目が怖いから」


できるだけ平穏を装ってそう言うけど、表情は変わらず。間違いない、こりゃ昨日の件が原因だ。


『アギト、すぐにこっちへ戻ってこい。手伝ってほしい事がある』

「なんだ、なにか事件か」

『いや、機動六課を再建させる』

「……は?」


なんかありえない事を言い出したので、つい呆けて聞き返す。だがそれは無意味だ。

だってアイツ、目がマジなんだよ。もうそれしかない、それしかって思いつめたような瞳だった。


『機動六課を再建し、再び仲間達とともに戦いへ身を投じる。そうして汚名を返上するのだ』

「はぁっ!? おい待てっ! そもそも再建って、簡単じゃないだろっ!
六課って機動課の一部隊で、別にお前らの私設組織でもなんでもないっ!」

『安心しろ。聖王教会と引退なされたミゼット提督達の支援があれば……必ずできる。
我らの夢を叶えるためには、やはり機動六課が必要なのだ。そのために私は、再び剣を取る。
いいな、お前はすぐに戻って私を手伝え。そうして元部隊員を収集するんだ』

「おいシグナム、待てってっ! それ八神司令は」


そこで通信はたたき切られ、通話画面は待機状態へ移行。

アタシはいら立ちながら、せっかくのマフィンをバリバリと食い尽くす。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文「……もう言葉も出ない」

古鉄≪あれですね、あの姿になってたたき伏せられるまではこの調子ですね≫


(あれですね)


恭文「あれだ、このイベント来たら、写真撮ってバラまいてやろう」

古鉄≪そうですね、そうしましょう≫


(『やめてくれっ! あの件に関しては本当に反省しているっ! 日奈森にも毎年お歳暮とお中元を送っているんだっ!』)


恭文「え、マジ?」

古鉄≪マジらしいですよ。あまりに真剣に良い物送ってくるんで、あむさんが恐縮してるそうです。
まぁそんな未来予想図も見えたところで、次行きましょう≫


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


まぁそれはそれとして、無駄にドキドキしながら……改めてお礼。


「シルビィ、今日はほんとありがと」

「もう、そんなにたくさん言わなくていいわよ。あ、でもお返しは期待してるから」

「ん、分かった」


ようは誕生日に、同じようにって事だね。そこも考えておかないとなぁ。

……ただその、もう一つ話さなきゃいけない事がある。夜道を歩きながら、シルビィをチラリと見た。


「ねぇシルビィ」

「なに?」

「第三夫人とか第四夫人になりたいって、本気かな。だったら僕、ちゃんと考えるけど」


そこでシルビィは思いっきりズッコける。面食らっているといきなり詰め寄られ、肩をブンブンと揺らされた。


「ヤスフミ、どうしたのっ! ほら、今までなら駄目ーって言ってたのにっ!」

「ここ最近……あのナマモノに説教されっぱなしで」

「あお君っ!? え、説教してくるんだっ!」

「するの。そういうスルーとかかまして、ちゃんと考えてないんじゃないかってさ。思い返すとその」

「もう……大丈夫よ」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


古鉄≪……あれですね、目玉焼きの世界平和でツッコまれていた事に、ついに触れるわけで≫

恭文「言わないで……! これでいいのかビクビクだから」


(ビクビク)


恭文「まぁ僕達の話ばかりしてもあれなので、次はこちらー」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「イクスちゃん」


ややの呼びかけで、イクスはあたし達に振り向いて……笑った。


「あ、みなさん……知らない方々もいますね」

「やや達の仲間だよー。イクスちゃんに会いたがってたから、連れてきたんだー」


あたしもいつも通りに笑って、りま達を手で軽く指す。それでみんな、ペコリとお辞儀。


「そうでしたか。……初めまして、イクスヴェリアです」


そう言って笑うイクスに対して、みんなそれぞれに自己紹介を始めていく。

あとは恭文も同じくだね。何気にあんま会話してなかったから。

それでその様子をあたしとやや、それに唯世くん達も……複雑な面持ちで見ていた。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文「はい、そんなわけでついにあの話もやります。……イクスは、やっぱり」

古鉄≪でもこれでややさんが、また成長するわけです。そこで後半のあれですよ≫


(振り返ってみるとややは、あむ以上になにかの補正がかかっていた)


恭文「でもこの辺り、書き直す勢いなんだよね……いつもの事だけど」

古鉄≪いやいや、ここはまだいいでしょ。そういうのは次からですよ、次≫

恭文「あぁ、そっか」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「なーぎひこ君」


みんなと一緒に訓練の様子を見て、ちょっとウズウズしていると、なのはさんが笑顔で僕に近づいてきた。


「はい、なんでしょう。あの、ヴィヴィオちゃんは」

「ヴィヴィオは大丈夫だよ。フェイトちゃんに任せてるから。……あのね、これから私と夜のお散歩しよっか」

「え」

「ほら、約束したよね。一緒に空をーって」


そこで思い出すのは、バスケ練習していた時の事。そうだそうだ、あれから雨が降ったりで延期になってた。

しかも天気が安定したと思ったら、マリアージュやら召喚魔獣やら。失礼だけど、ちょっと忘れてしまっていた。

納得しているとなのはさんは、空を見上げながら嬉しそうに笑う。


「ようやくお天気安定したしね。うぅ、これで約束守れるよー」

「えー、なになにー! なのはさんとなぎひこ、デートするのー!」

「ややちゃん、落ち着いてっ! デートじゃないからっ! ちょっと約束しただけだからっ!」

「そうだよー。じゃあなぎひこ君」


そこでなのはさんが手を出してくるので、頷きながらそれを取り立ち上がる。

そうして改めて空を見ていると、またワクワクしてきた。一体どんな感じなんだろう、空の中って。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


古鉄≪はい、もうお分かりでしょう。五巻くらいにやったと思われる、この二人の話です≫

恭文「なんでそんなあやふやっ!?」


(最近物忘れが)


恭文「まぁ新メンバーも迎えつつ、今回はこんな話もやります」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「――ようやく完成だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

「「やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」」


ここはイースターの研究室……いやー、夏休み返上で閉じこもってたけど、ようやくだよっ!

僕は万田達と『アレ』を見ながら、もうにやにや。こうして見ると……あれだねっ!

僕ってやっぱ天才かもっ! だってこんなすごいものを作れちゃうんだからさっ!


「いやー、これでやっと夏休みが取れますね、主任っ!」

「ほんとよっ! 結局バケーションアイランドでもほとんど遊べなかったし……もう思いっきり満喫しましょうっ!」

「あぁっ! ……と言いたいところなんだが、これを見てくれ」


万田達が嫌な顔をするのが、もう心に突き刺さる。だがそこは置いておく形で、パソコンを操作。

昨日専務から届いたばかりのメールを、二人に見せた。それで二人は疲れた顔で、大きくため息。


「そんなぁ……できたらすぐテストしろなんて」

「というか主任、この場合のテストはやっぱり」

「あぁ。蒼凪恭文――及びガーディアンへの制裁だ。……みなまで言うなっ!
ようはあれだろ、夏休みなのにどうやって奴らを探すのかとか、そういう話だろっ!」

「「えぇえぇっ!」」


夏休みだから誰もいないんじゃないかとか……そういう話なんだよ。アイツらはホント子どもだからなぁ。

大人な僕達がこれだけ苦労してるってのに、どっかで遊び呆けてるかもしれない。

本当にそれが許せないよ。あぁ、許せないね。僕達大人の正しい事を邪魔しながら、勝手してるんだから。


つまりだ、僕達だけで連中が今どうしてるかを探して……とかやらなきゃいけないんだよ。

実行部隊を使うって手もあるけど、正直それも億劫。メールを貰った時、軽く頭を抱えた。

が……ふふふ、天才九十九を甘く見てもらっちゃあ困るね。その辺りの対策はもう考えてある。


というわけで、ネット検索でHPを出して……これでよしっと。


「そんな二人に朗報だ。実はこういうものを見つけた」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文「……奴らは本当に懲りないね」

古鉄≪アニメでもそうだったでしょ、最後の最後まで懲りませんよ≫


(そして待っているのは、地獄という名の愉悦)


恭文「そうした結果が」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


黒い斬撃を右薙に払い、すり足で右に動く。そのまま走りだし、奴と睨み合いながら壁際へ。

でも奴は地面を踏み砕きながら、僕の進行方向へ回り込む。すかさず跳躍し、刺突を飛び越えながら身体を回転。

ソードガンを逆風に振るい、着地際を狙った右薙一閃を払う。そうして着地してから奴に背を向けダッシュ。


奴はこちらへ迫りながら左手をかざし、黒い針を連射……これはスティンガーか。

それをスラロームで避け、壁際へ来たところで閃光が迫る。そのまま壁に足をかけ、駆け上がるようにしてバク転。

打ち込まれ右薙の斬撃を飛び越え、そのまま奴の背を取る。そこで黒いエネルギースフィアが背に構築される。


すかさず左に動くと、それは散弾となって発射。一部が地面に無数の穴を開ける。


≪ク、クレイモアなのっ!≫


さすがに驚いていると、今度はしゃがみながらの左足払い。左足を下げて回避すると、そのまま奴は回転。

刀を逆手に持ち替えた上で左切上。ソードガンを盾にして受け止めると、僅かに地面を滑る。

くそ……このガタイでなんて力だ。多分僕以上にある。すぐさま下がり、左ボディブローを避ける。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文「ご覧の有様だよっ!」

古鉄≪ちなみにこちらの戦闘シーンも、やっぱり新規書き下ろし。
まぁシチュ自体が違うので、しょうがないんですけど。この殴り合いだけで一万文字とか迫る感じになっています≫

恭文「全体的に同人版は、僕とかがパワーアップしてる分敵強めだしね。
ネガタロスとかほんと、どうすりゃいいのって感じの強さだったし」

古鉄≪ぶっちゃけ補正で勝った部分もありましたね。
まぁこんな感じでドキたま/だっしゅ第七巻、ちょこちょこ書いていました≫


(まぁ前巻で超過した分で、かなりの分量稼いでいたんですけど)


古鉄≪それで話数で言うと……本編は六話前後完成しています。
書き下ろしも下書きが一話できていますので、ここもちょこちょこ仕上げたいかと≫

恭文「そんなわけで、報告でしたー。みんな、蒸し暑いけど水分補給などはしっかりして、頑張っていこうー」


(以上、報告でした。……これで余裕を作って、Skyrimとかやりたい。
本日のED:surface『焔の如く』)





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