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作者でも分かるとまと同人誌情報コーナー
幕間第12巻、2013/4/30に販売開始いたします&サンプルもあるよ(2012/4/29現在)



古鉄≪はい、そんなわけで以前告知した同人版幕間が販売開始……ですが≫

恭文「今回はA's・Remixだから、以前パイロット版で出した分がサンプルみたいなものだね」


(詳しくはとまとパイロット版をご覧になってください)


恭文「まぁ第1話はあんな感じで……ただ知っての通り、A's・Remixは大体十話前後のお話。
劇場版第二作がベースとしても、それが三倍四倍に膨れ上がったりはしないので」

古鉄≪劇場版も基本の流れは変わりませんしね。尺の都合上、必要なところ以外はすっきりしてるだけで。ただそれも寂しいので、その後を少々ご紹介しましょう≫


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


――とか思っていた時期が、僕にもありました。学校が終わり、そそくさと早足で家へ戻った結果。


「――がはっ!」


ジャンプしながら金髪中学生の顔面を、右回し蹴りで粉砕するハメになりました。きっかけは、本当に些細な事だった。

馬鹿五人が高校生くらいのお姉さんを、路地裏へ引っ張り込もうとしていた。

それでなんというか、咄嗟に? 近くにあったポリバケツを放り投げただけなの。


たったそれだけの事なのに襲ってきたので……しょうがないので路地裏へ逃げこんで、すぐに足を止める。

そのまま振り返り、二人目の右膝を踏み抜いてへし折る。痛みにうめいて、崩れ落ちたところで両の平手を耳へ叩きつける。

そうして鼓膜を破ってから、右回し蹴りで壁に頭を叩きつける。


一瞬で白目を剥いて崩れ落ちてる間に、逆立った茶髪に口ピアスをした奴が襲いかかる。

伸びた両手を伏せて避け、すかさず口ピアスを掴んで全力で引っ張る。当然唇は深く避け、血が噴き出す

サルみたいな叫びは気にせず、伸びきった右膝を一気に踏み抜く。


その感触がやっぱり気持ち悪いけど、気にせずに倒れ込んだ口ピアスの顎へ掌底。

歯の全てを粉砕し、その身体を宙へ舞い上がらせる。その様子を見て、残り二人が怯えた表情を浮かべた。

でもすぐに舌打ちし、二人揃ってバタフライナイフを取り出す。それでまず……金髪ロングが突進。


二人同時じゃないのは、路地裏に逃げ込んだ関係。道が狭いから、真正面から一人ずつ襲うしかない。

袈裟に打ち込んでくるナイフすっと避けると、今度は刺突が飛んでくる。

それを右ハイキックで打ち上げ、すっと懐へ入る。それから両手を相手の耳へ伸ばし、合計十個以上の大型ピアスを掴む。


そのままピアスを強引に引きちぎり、耳をちょっとスプラッタ状態に変化。

叫ぶ馬鹿の股間を蹴り上げ、顔が下がった所でもう一度顎に掌底。やっぱり歯とかも砕きつつ沈んでもらう。

血の付いた手を払い、同時に無駄なピアスはほうり投げる。しかも……馬鹿だねー、カラーの安全ピンだし。


呻く馬鹿どもの心臓を左足で一気に踏み抜き、意識を奪う。そうしながら残った奴へ迫り、笑いかけてあげる。

すると最後の一人は強引にナイフを振り回しながら、こっちへ近づいてくる。そこでナイフを手放さないのが馬鹿らしい。

僕は袈裟に打ち込まれた右手を掴み関節を極めた上で一本背負い。身体を回転させるように五人目を投げ飛ばす。


右腕はへし折れ、その痛みに声をあげる間もなく……五人目はコンクリに、頭頂部を思いっきり叩きつけた。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


古鉄≪まぁ小学生でもこんな感じで≫

恭文「ちょっと待てー! これボツシーンでしょうがっ!
みんな、掲載されないからねこれっ! ボツにしたのだからね、これっ!!」


(ボツ理由:やりすぎちゃった♪)


恭文「まぁ今の僕ならともかく、小学生だしね」

古鉄≪ちょっとしたジョークだったのに≫

恭文「ジョークになってないからねっ!? ……とにかく、本編の方だよ。今度はちゃんとしたの」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



フェイトさんとアルフから連絡をもらい、私も急ぎ家を出る。なんというかこういうのを、犬も歩けば棒に当たると言うのかしら。

たまたま地球近くを巡回していたアースラに連絡し、調べてもらったところ海鳴繁華街からなのはさんの家周辺まで結界を確認。

当然私やフェイトさん、アルフではないし、なのはさんでもない。なのはさんはほら、砲撃型だから。


その上三人と連絡が取れなくなり、私も現場付近を捜索。その結果裏路地に三人の姿を見つけた。

そこには数台の自販機とベンチが置いてあり、三人はそこで寝かされていた。私は慌てて保護し、本局へ搬送。

外見上変なところはないし、深夜だからなのはさんは帰したかったけど……さすがにね。


そこは親御さん達にバレないよう、後で帰宅させる事にする。もちろんそれも、状態異常がなければだけど。

それで急遽検査と治療が行われ、一時間が経過。三人はまだ、本局のベッドで寝かされている。

あとは……レイジングハート達ね。酷い損傷を受けて、そのままほうり出されていた。


そちらも回収し、クロノ達に渡してあるわ。なにか証拠になるようなもの、あるかもしれないし。

とにかく一応の検査結果は出たので、病室からクロノ達へ連絡。


『――では提督、なのはの方は帰しても』

「問題ないわ。そちらは手はずお願い。ただ……気になる点が二つ。
リンカーコアの異常委縮による、一時的な魔力減衰」

『魔法が使えないと』

「えぇ。ただこちらは時間を置けば、元に戻るレベルよ。次は……こちらはあなたも察しているところ。
三人とも一度それなりの怪我をした上で、治療を施されている。だからね、身体自体に異常はないの」


というか、あったのを治したって事かしら。でもそうなると、やたら丁寧な襲撃犯ね。

あくまでもぶちのめして、なにかしらやるのが目的で……傷つける事は本意じゃないと言いたげだもの。

えぇ、されてるわね。というか、このパターンは覚えがあるわ。それも、嫌な思い出。


試しにクロノを見るけど、この子はなにも答えず苦い顔をするばかり。まぁ私、休職中だしねー。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



恭文「これはパイロット版からの、直接の続きですね。劇場版でもあったシーンです」

古鉄≪小説用にアレンジはしてますけど。なのでみなさん、メロンブックスさんのHPで商品ページを見てみてください。
今回はリリカルなのはの中でも、劇場版の方が一時捜索と明記されていますので≫

恭文「リストにあってよかったよー。それじゃあ次いってみよう」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「あのね、お友達になりたいって言おうとしたそうなんだけど、感動の再会でこんがらがっていたらしくて」

「いや、それはおかしい。なぁ、フェイト」


そう言われてもその、私の頭はパニック状態。とにかくその、今すぐ結婚はないって事なのかな。ちょっと確認しよう。


「じゃああの、結婚は」

「それはないから大丈夫よ。さっきも言ったけど、お友達……だから」

「なら、安心かも」

「というかその、ツツかないでもらえる? あの子も意図してなかったから……相当ショック受けてて。
もう、言った瞬間海へ飛び込みかねないくらいの状況だから」

「は、はい」


なにがあったんだろう。提督、すごく疲れた顔で言ってきた。でも安心かも。さすがにいきなり結婚は……無理だし。

ど、どうしよう。本当に顔が熱い。ちょっと汗でてきたかも。今は大丈夫って言ってくれてるのに、どうして?


「あの、お話は分かりました。私……あの子とまた話してみます。
すずかからもいろいろ聞いたんですけど、悪い子ではなさそうですし」

「えぇ、そこは私も保証するわ。……あと、実はあの子絡みで一つ気になる事があるの」
「気になる事?」

「あの子、魔法資質があるようなの」


魔法資質……それでハッとして、昨日の事が一気にリピートされる。アルフも同じらしく、軽く唸った。


「なぁ、まさか」

「決して低くはない資質だし……狙われる危険はあるわね。昨日の今日だから、大丈夫とは思いたいけど」

「だったらガード……とは言いたいけど、魔力があるなら無差別だもんなぁ。
その子だけ襲うとも限らないし、それ以前にアタシ達はまだ戦闘が」

「でも一応、気にはしてもらえる? もしなにか気づいたら、すぐにクロノへ連絡」

「はい」


あれ、でもあの子は学校あるだろうし……もしかして同じ学校なのかな。だから気にするって話になってるとか?

でもせっかく探してくれてたのに、もしかしたらあんまり仲良くなる時間、取れないかもしれないな。

ううん、事件が終われば……そこからだよね。今は、それでいい。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文「まぁHP版にもあったシーンですね。ただ劇場版ですので」

古鉄≪劇場版をご覧になった方なら分かるでしょうけど、アースラスタッフ――特にリンディさん関係の動き方は、中盤まで大きく変わっています。
このシーンもそれに基づいて修正を加えています。まぁ違いを分かりやすく、下にまとめると≫


※A'sのテレビ・劇場版の違い


テレビ版:なのはとフェイトの再会は、ヴィータによる襲撃事件途中で。
リンディやクロノは、事件捜査も兼ねて海鳴へお引越し。
エイミィもそれに追従している形なので、三人とも海鳴での行動が多い。

劇場版:なのはとフェイトの再会は、事件前。リンディは局の仕事を休職し、フェイトとアルフを連れて海鳴へお引越し。
クロノ&エイミィは仕事の関係もあって、基本三人やなのはとは別行動。


古鉄≪――こんな感じですね。実は後半まで、クロノさんが高町教導官達と行動してる描写がないんですよね≫

恭文「通信で話してるのとかはあるけど……覚えないな。クロノさん、また頭が薄く」


(『頭じゃないっ! 出番だっ!』)


恭文「HP版でもここのシーンは、クロノさんやエイミィさんがいたけど……って感じですね。それじゃあ次いってみましょー」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


その結果洗い場の方にたどり着くと……信じられない光景を目にした。

双馬が、フェイトの髪を洗っている。フェイトは目を瞑って、小動物みたいになっている。


そんな可愛らしいフェイトの髪を洗おうとしている。なんて、羨ましい。


「フェイトちゃんの髪、本当に奇麗だよねー。
艶々だし、痛んでるとこも全くないし……凄いなぁ」

「あ、ありがと。でも、なのはの髪だって十分奇麗だと思うな」

「うん、僕も奇麗だと思うよ」


そこで二人がびくっとして、振り返る。なおフェイトはやっぱり小動物みたいになってる。


「や、恭文君っ!?」

「双馬、疲れたでしょう。僕が交代するよ」

「いや、洗い始めたばかりだから大丈夫」

「お願いします」


僕は表面の屈辱に耐え、双馬の前に跪いた。それで双馬は当然周囲の視線を気にし、オロオロし始める。


「土下座っ!? ちょ、やめてー! 公衆浴場でそれはやめてー!」

「じゃあとっととどけ」

「しかもお願いする態度じゃないー! わ、分かったからー! 交代するからそれはやめてー!」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文「当然あのイベントも盛り込んでいます。……確かにフェイトの髪は奇麗だよねー。
でも甘い。僕はかなり前から身体も洗ったりして、もっと深くコミュニケーションしてるし」

古鉄≪なに対抗してるんですか。ていうか、小学生でそれやったら駄目でしょ≫


(『そうだよー! うぅ、ヤスフミのいじめっこっ! ていうかエッチっ!
き、昨日だってそうだよ。お父さんになって大分経つのに、いっつもいじめるし』)


古鉄≪相変わらずエロいですね、あなた達≫

恭文「いや、エロくないよ? これくらい普通普通。……というわけで幕間第12巻、なにとぞよろしくお願いします」

古鉄≪前巻から続くあの番外編もありますので。なお、こっちも分量増えました≫


(つまりオリジナル描写がたくさん。あとごめんなさい、ネタバレ箇所が多いので、サンプルはここまでです。
本日のED:UVERworld『CHANGE』)






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