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作者でも分かるとまと同人誌情報コーナー
え〜すな日常/あどべんちゃーSeason2 第3巻経過報告:02(サンプルあり)(2019/8/21)
[TOMATO] とある魔導師と閃光の女神のえ〜すな日常/あどべんちゃーSeason2 第3巻『もう一度アーユーレディ』




古鉄≪というわけで、アドベンチャーS2第3巻のサンプルです。
もうすぐ発売というところなので、さくっと行きましょう≫

恭文「現在、午後十一時四十三分……平和だねぇ」


(久々にマリカーやったらどっぷりはまってしまった)


恭文「と言っても、本編は大まかに見てもらったし……うん、書き下ろしとかも途中に交えよう」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「それにまだ姿を現していない、のこり十体のデーヴァも……」

「そのデーヴァも、次の遭遇で出てくるでしょうか」

「可能性はある。注意しておこう」

「それってアグモンと――メタルグレイモンと戦うってことだよな……」

「あぁ」


大輔は……やはり納得しきれないか。

先輩である太一があれだし、引きずられているとも言えるが。


「でもオレ、アグモンと戦うなんて……」

「……あのな、大輔」

「まだ迷ってんの? 馬鹿みたい」


少し落ち着かせようと思ってたら、小文君が凄まじい爆弾を……!

だから大輔は不満げに視線を厳しくして、小文君に振り向く。


「なんだって!」

「イリスさん達も言ったはずだよ。迷うなと……徹底的に引くか、進むか決めろと。なのに……」

「ちょっと、小文君……駄目だよ。大輔君の気持ちも考えてあげて。
……先輩の友達を殺すとか、攻撃するとか……そういうことに躊躇いを持つのは」

「フェイトさん、いつまでそんな嘘に騙されているの?」

「嘘……!?」


フェイトが鋭く睨まれ気勢を削がれ……こちらを見やるので、静かに首を振る。


……そう、明白だった。


◆◆◆◆◆


「……あそこだな」


足を止めて、右側を指差した。

すると二百メートルほど先に、不思議な文様が描かれた岩壁がある。

その壁の下に浅いクレーターのようなものがあって、光点二つはそこを指していた。


「……ありゃ……」

「スカルサタモン、分かるの?」

「こっちの文字だからな。友情……それに純真か」

「石田ヤマトと太刀川ミミの紋章か」


僕達は辺りの気配を探りながらも、そのクレーターに接近。

その中身は……やっぱり二つ。たまごっぽい形状のそれは、報告にもあったデジメンタルに近かった。


「間違いないみゃあ……紋章だみゃあ!」

「えぇ!」


一つは金と銀色のギザギザした一本角を持った、手の平サイズの造形物。

色は黒で、まるで何かの口や牙のような模様が入っている。でも特筆すべきは青い紋章だ。

円形に斜めのラインが入って、その左右に波線のような模様が描かれている。


もう一つは……デザートイエローのたまご? その下に手裏剣っぽい葉がたくさんついていた。

そこに緑色で、涙マークのような模様がついていて……なお、それらの模様は岩盤に刻まれているものと同じだった。


「友情、純真……どうしよう。今のあたし達からはもっとも遠いような」

「というか、あの人のどこに友情要素があったんでしょうか」

「それは言うな……!」


◆◆◆◆◆



悪くはない作戦だったよ。でも一つ大事なことを忘れている……今アグモンのパートナーとなっているのは、僕だってことをね。

アグモン自体の反応もそうだし、イービルスパイラルにも追跡できるよう探知システムを組み込んでいる。探し当てること自体は難しくない。


もちろん八神恭文やらが要塞を襲うことも想定済み。そこも移動させているから……でも、これで確定されちゃった感じかな。

僕の拠点が移動できるもので、相応の大きさがあると……まぁいい。


ゲームには勝ちたいけど、負けるかもしれないというスリルもまた楽しさだ。やっぱり彼とのゲームは最高だ――!


「さて……メタルグレイモン」


指をパチンと鳴らすと、メタルグレイモンは胸部装甲を展開。


『ギガ……デストロイヤー……』


放たれる二連装ミサイル。それが黒曜石のドームへと飛び……直撃する。

周囲の岩山をドームごと砕く爆発。しかし……ち、例のデジメンタルとその周囲は無事か。

あれは認めた所有者が立ち入るまでは、ある種の別世界を保っているようだからね。僕でも破壊できない。


不確定要素でもあるし、早い内になんとかしたいが……そこも後にしておこうか。


「賢ちゃん、駄目だよ! もうやめて! ぼくが……ぼくが戦うから!
だからあんなメモリや、アグモンなんかに頼らないで! ちゃんとパートナーを……ぼくを頼って!」


面倒なので脇から蹴飛ばし、地面へとたたき落とす。

エアドラモンから落とされた虫けらは、五十メートル下の地面に叩きつけられ、幾度もバウンドする。


「きゃう!」

「お前が馬鹿なのは、物を考えないからだとそろそろ自覚しようか……虫けら」

「賢ちゃん……!」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



恭文「はい、やっぱりバトルがいっぱい……この辺りはHP版でもやった話ですね」

古鉄≪ただまぁ、いろいろと変えてはいるんですけど……具体的には尺の都合が取れない残りのデジメンタルとか≫


(巻き巻きの必要を感じた)


恭文「それじゃあ次は書き下ろし同然となった番外編。
アニメでやった範囲で、今まで書いていない流れになっているしね」

古鉄≪それでもいろいろ削ったんですけどね≫


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



ここまでのあらすじ――武内さんがアホでした。


「……なぁヤスフミ、お前からみんなを説得とか無理か?」


もうちょい叩いてやろうと思っていると、またショウタロスがハーフボイルドを……。


「普通には無理だよ。とりあえず解散撤回なんて馬鹿な妄想をかなぐり捨てないとね」

「でもよぉ、活動を続ける中で、周囲の評価だってやっぱり」

「その前に親御からクレームが入るよ」

「はぁ!?」

「というか、普通ならいろんな計画は一旦白紙だよ」

「はぁぁぁぁぁぁぁ!?」

「ショウタロス……あなた、根底を理解してないんですか?」


さすがに呆れて、シオンが髪をかき上げながらため息。


「えぇ。あり得ませんよ」


もちろん卯月さんにも……当の卯月さんにも否定される。


「さすがに、こんな言いぐさには納得できません……! オファニモンやゲンナイ達以下じゃないですか」

「アレ以下とまで言うか、てめぇ!」


◆◆◆◆◆


「しかも周囲にいる人間の安全も引き替えに庇い立てして、奇跡がなんだーとか妄想を垂れ流されたら……普通は関わりたくないよ。頭がおかしいもの」


そう言いながら鋭く指差すのは、もちろんアーニャさん。


「お前のことだよ。(ぴー!)」

「ひ……!?」

「恭文くん、それはやめてあげてください! さすがに可哀相です!」

「何を言っているんですか。海兵隊では新兵をこれくらい罵ります。そうして殺人マシンとしての精神を鍛え上げるんです」

「いつから海兵隊式が導入されたんですかぁ!? せめてキッカケを知らせてくださいー!」

「八神さん、いい加減にしてください!」

「……いいか! お前らはウジ虫だ! だが僕が与える鍛錬を全てクリアしたとき、生きた兵器となる!
特技は殺すこと! 好きなことは殺すこと! 毎晩毎晩その毛も生えていない(ぴー)をいじり回すより最高の快楽を、その身に叩き込んでやる!」

「八神さん!?」


するとなぜだろう……卯月さんがまた頭をグリグリって……グリグリってー!


「痛い痛い痛い痛いー!」

「わざわざキッカケを作らなくていいんですよ!」

「だって、知らせろって……!」

「だからって本当に知らせる人がいますか! しかも下品ですよ!」

「そうよ! 第一私の身体は知っているわ! そんなことより最高の快楽を!」

「じゃあ美波さんには、僕直々に忍者の房中術を叩き込んであげましょう」

「いいわね、望むところよ!」

「美波、ツッコミがなっちゃいないよ……」


とりあえず、卯月さんの手は離して……不満そうな武内さんを見やる。

……でもそこで、二つの気配を部屋の入り口から察知。


◆◆◆◆◆


「おい、バトルしろよ」


もう結論は出た。

自分の都合ばっか喚くのならと、死刑宣告を送る。


「もう面倒だ。誰でもいいからバトルしろ。
バトルして、負けた方が会社から出ていけ。
もしお前達の方が勝ったら、立場回復を手伝ってやってもいい」

「恭文くん、落ち着いてください! 駄目です! そのカードゲーム展開は通用しません!」

「そう思えて通用しちゃうのが世の常なんですよ」

「アニメの見過ぎですよ!?」

「む、無理だよ……きらり、バトスピなんて分からないもん!」

「わたしも……だったら、お話させてください! わたし達、星のようになる! だから……だから今だけは!」


……その言葉の意味が分からず、ちょっと小首を傾げてしまう。


「逃げるの? こちらから唯一出されたチャンスから」

「「――!?」」

「そうですねぇ。そんな都合のいいことばかり曰う疫病神なら、私達はいりません。ほら、バトルしましょうよ。初心者用デッキでもいいですから」

「待って、ください……。もう一度、冷静に話を……」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文「やっぱりカードゲームって偉大だね。面倒な会議をサクッと削れるんだから」

古鉄≪そうですねぇ≫

あむ「いや、そういうのじゃないじゃん! カードゲームって!」


(というわけで、とまと同人版を何とぞよろしくお願いします。
本日のED:『マリオカートで最終ラップに入ったときのあれ』)




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あきゅろす。
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