小説
2人きりの授業♪(4500hitリク)
4500hit キリリクです。雪様に捧げます。
学園(親就)で破廉恥なお話です。





古典の今川、麿の授業ははっきり言って眠い。
午後最初の授業。どうせ寝るなら教室よりどこか別の場所でゆっくり寝たいと思いサボることにした。
夏であれば屋上へ行くところだが、この寒い時期にそれをやったら風邪をひく。
この学校の音楽室は別棟にあり、個室の練習室が4部屋ほどある。
広すぎず狭すぎず冷暖房もついていてさらには防音もされているそれらの部屋は、サボるには絶好の場所なのだ。



「やっぱ良いよな、この部屋」
座り込んで壁に寄りかかると大きなあくびがでた。
丁度良く眠気もきたことだし、早速眠ろうと目を瞑る。
だが眠りに付くより先に部屋の扉をコンコン、と叩く音がした次いでがちゃがちゃと扉を開こうとする音。鍵をかけていたため開かなかったが。
見回りか、と身構えたところへ携帯電話のバイブがなった。
こんなときにと思いつつ電話を開くと、元就からのメールだった。
『鍵を開けろ』
メールの内容を見てほっと息を吐いた。どうやら外にいるのは元就らしい。



扉を開くと仏頂面の元就が立っていた。
「良くわかったな」
中に入れと手招きしたが元就は動かない。
「またサボって。単位が取れなかったらどうするんだ」
「だいじょーぶだって。計算してっから」
出席日数は足りるようにしてるし、テストで赤点も取っていない。その辺はちゃんと考えてる。
だが元就は更に嫌そうな顔をした。
「つーかお前もサボり?」
授業が始まって10分は経っている。
「…お前を見つけたら戻るつもりだったのだが、思ったより遅くなった」
「ふーん。じゃサボろうぜ」
どうせ麿の授業だし。
だけど元就は迷っている様子で。時間を見ながらどうしようと考え込んでいる。
「もう良いだろ。ほら、入れ」
考えたって時間は過ぎるばかりだし、今から戻れば逆に麿にねちねち文句を言われるだけだ。
ぐいっと元就の腕を引っ張って中へ引き入れた。
「ちかっ!」
「良いから。ほら」
鍵を掛けて再び床に座り込む。そして膝の上に元就を座らせた。





暖房のかかっている部屋で更に人肌にも密着しているので温かい。
腕の中の温もりと感触を堪能する。
「降ろせ馬鹿者」
元就は逃れようともぞもぞ動いている。
「こっちのほうが温いだろ」
「そういう問題じゃない。とにかく降ろせ」
膝抱っこが気に入らないらしい。こっちは嬉しいんだけどな。
あんまりごそごそ動くから、なんだか悪戯したくなってきた。
腰に回してた腕を持ち上げて小振りな胸を掴む。
「ちかっ!」
首筋に顔を埋めて、さっきから気になってた白いうなじに舌を這わせる。
「やっ…」
途端に震えだす身体。感度良いよな。そうしたのは俺だけど。
たちまち感じ出した元就を見ていると、こっちとしてもただの悪戯ではすまなくなってくる。
熱を持ち始めた部分を意識し苦笑いが浮かぶ。後で機嫌取るのが大変だろうな、と予測しつつ自分を止めることも出来なくなった。




「ば、ばか者…」
上着を脱がせてブラウスのシャツを全部外してブラジャーの上からくにくにと胸を揉んでいると元就の息が荒くなってきた。
足をもぞもぞさせてるから、大分感じているらしい。
「元就、可愛い」
堪らなくなってちゅっと首筋に口付けた。
「今は…授業中、ぞ…」
「サボってセックスなんて最高じゃねえ?」
「ほんとの、ばかだ……あっ!」
自分だって止まらなくなってるくせに。
ちょっとむっとしたので乳首を少し強めに抓った。たちまち悲鳴が上がって堪らなそうに腕の中の身体が動く。
さっさと溺れさせてその気になってもらおうかな。
胸から手を外して足を掴み、思い切り開かせる。後ろから膝に据わらせてる状態だから良く見えないのが残念。鏡があれば良いのに。
「ちか、やめよっ!」
恥ずかしくて堪らないらしく足をばたばたさせてる。顔も真っ赤で泣きそう。
片足だけ下ろして手を下肢へ這わせる。ショーツの上からでも濡れてるのが分かる。
そのままショーツ越しに形をなぞる様に触っているとどんどんショーツが濡れてきた。
元就は手で口を覆い声を出さないように必死になっている。この部屋防音だから別に声だしたって構わないのにな。
ショーツの裾をずらして指を濡れてる内へ潜り込ませた。
「〜〜〜っ!!!」
途端に元就が頭をぶんぶんと横に振り始めた。抗議の行動かそれとも衝動的なものかはわからない。
まいっかと思い指をどんどん増やしていく。
最初はきついけれど徐々に解れて飲み込んだ指をぎゅうぎゅうと良い具合に締め付けてくる。
「堪んねぇ…」
早く挿入してその締め付けを味わいたい。
元就の顔を上から覗き込むと口を手で塞いで快感に耐えてる様子が見て取れた。
そこでまた悪戯心が沸き起こってきた。
「な、元就。欲しい?」
何を言われたのかわからなかったらしく目をぱちぱちさせて見上げてくる元就に、にこーっと笑いかける。
「これ、欲しい?」
元就の身体に怒張したものを誇示するように摺り寄せる。意味を理解した元就が顔を真っ赤にさせた。
ぶんぶんと顔を横に振り涙目で睨んでくる。
「ふーん。じゃあ止めるか」
まあ素直に言うわけないよなと次の段階に移る。
元就の内をかき回していた指を全部引き抜いた。
「あ……」
突然なくなった刺激に元就が呆然と声を漏らした。
それに構わず乱れたスカートを調えブラウスのボタンを背中越しにひとつひとつ丁寧に止めていく。自分の制服が整えられていくのを元就は唖然と見ていた。
「ちか…?」
「やなんだろ? じゃあ止めよ。寝ようぜ」
最初と同じように抱き込むと元就がふるふると震えだした。
「元就?」
「………な」
「んー?」
小さい声が聞き取れず聞き返すと元就は苛立たしげに首を振る。
「やめ…るな」
相当恥ずかしいらしくぼろぼろ涙が零れてる。苛めすぎたかな、ちょっと可哀相だ。
でも堪らなく可愛い。
涙を舌で舐めて頭をよしよしと撫でて、それから口付けた。元就が身体を捩って上半身だけこっちに向けて首に腕を絡ませてきた。ほんっと可愛い。
「じゃあ、どうして欲しい?」
もっと可愛いとこが見たくて問いかけてみる。
元就はうーっと唸り声を上げて恨めしげにこっちを見てる。
言ってくれないかな。言って欲しいな。そんな想いを込めて見つめ返してると観念したように元就はぼそぼそと言葉を発した。
「ちかの…欲しい」
「どこに?」
「〜〜〜〜〜」
元就はさっき整えたスカートをぎゅっと握ってから持ち上げた。ショーツが見える。
「ここ、に…ちかのを…いれて。き、気持ちよく、して」
想像以上にぐっときた。



「元就―――っ!」
可愛くてあまりに可愛くてそのまま潰してしまうんじゃないかってくらい強く抱きしめてしまった。
「い、痛い、ちか!」
「悪い悪い」
元就の声に一度身体を離し、元就の身体を膝から降ろす。
不思議そうにこちらを見た元就に、ポケットから取り出したものを見せた。
「着けないとまずいだろう」
すでに茹蛸状態の元就は何も言わず、視線をそっとずらした。
ズボンのチャックを開けていきり立っているものを取り出す。それにゴムを被せて準備を整える。
一連の作業の間 元就はこちらを見ないように視線をさ迷わせてた。
元就の腰を掴んで再度膝の上に乗せる。
そして準備万端のそれをショーツをずらして露わにした元就の蜜壷に宛がった。
ずぶり、と一気に飲み込ませる。
「ああぁっ!!!」
目の前の身体が大きく仰け反り嬌声が上がる。
「ち、ちかっ…ぃああっ!」
声を抑えようと元就は手を口に宛がうが、なかなか抑え切れずに悲鳴が響く。
「きっつぅ」
ぎゅうぎゅうと締め付けられて一気に昇天を迎えそうな衝動を力を込めることでやり過ごす。
「ちか、ちかぁ」
「元就、気持ちいい?」
元就の小さな身体を持ち上げては落とし、揺さぶりを掛ける。
「い、あ…ああ…いっ…いいっ、ちかぁ…っ!」
元就の身体が強張り硬直した。そしてゆるゆると力が抜けていく。激しく収縮する蜜壷に締め付けられ、こちらも昇天を迎えた。






「貴様のせいで…貴様のせいで…」
何度も何度も元就の恨み言をきかされる。
麿の5限だけをサボるつもりが、6限もいつの間にか終わりに近づいていた。
激しく疲労した元就は立ち上がることも出来ず腕の中に納まっている。
先ほどと違うのは、元就がこちらを向いているということ。
そして先ほどからずっと文句を言い続けているのだ。
「悪かったって。なんか奢るからさ。夕食もお前の好きなもんにするから」
「当たり前だ。それですむと思うな」
ぶつぶつと言いながらも、元就は身体全体でもたれ掛かっていて、手はシャツを握って離さない。
それに幸せを感じつつもこの後どれだけ奢らされるんだろうと財布の中身がちょっと心配になった。





END





雪様からのキリリクでした。
せっかく学園というリクだったので学校が良いなあと思いまして。
最初屋上とか思ってたんですが、今の時期はまずかろうと変更しました。
雪様に捧げます。破廉恥…はこれで良かったでしょうか。


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