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小説
桜吹雪ってか嵐のよう。《前日》

オリキャラ出てきます。
あと夜兎に対して捏造部分あり。


それでもカモン!と言う方だけ↓















***


真選組は日夜江戸の安全を守る職業だ。
いくらサボろうか住民に怯えられようが
江戸の平和を守ることが使命だ。

その中には宇宙から江戸に訪れる人の事もある訳で。


「護衛、ですかィ?」
「あぁ、蛇腹《じゃばら》コーポレーション
の社長令嬢が江戸で一週間後に開かれる記念パーティの前に明日やってくるらしい」
「なんで、そんな前から来るんだ?近藤さん」
「事情は知らんが、お忍びらしいし観光にでも来るんじゃないか、トシ。
蛇腹コーポレーションといえば、
宇宙全体に支社があると言われる大企業、特に物流部門のトップクラスとも言われる会社の一つだ。現在の社長が一代で築きあげたらしく、地球人でありながら宇宙でも絶対的な力を持つ有名な実力主義者だ。優秀なら身分問わず役職を与えるらしいが、そのかわり失敗したら容赦なくたたき潰すらしい。そのお嬢さんというんだからもう一国の姫に相当する重要人物だな」

「つまり、そのお嬢様だか、お姫様にもし、何かあれば俺らの首で済む問題じゃねーって事か」

はー、と煙草に火をつけて土方が口を開けばそーいう事だ。と近藤の声。

「そんな姫さんなら、優秀な護衛がいるんじゃねぇですかィ?」
アイマスクを首につけたまま欠伸交じりに沖田が問えば、
「そう思うんだがなぁ…まぁなんにせよ地球人だが江戸はおろか地球にも来たことがない完全に宇宙育ちのお嬢さんらしいから江戸に慣れてる俺たちに任命されたんじゃないか」

がはは、と笑う近藤だがどうにも腑に落ちない。
「まぁとりあえず何事も起こらなければいいんだがな…」
「何かあってもそのお嬢さん護って土方さんが死ねば万々歳でさァ」
「そこに座れ総悟!その、首落としてやる」
「嫌でさァ」
「まぁまぁトシ、若いお嬢さんだと言うし確か総悟と同い年位だと、とっつぁんがやけにニヤニヤしながら言うくらいだから
何とかなるさ」

近藤の一言により会議は終わったので
早速沖田はどうせ自分には関係ないか、
と部屋を後にした。




***

いきなりオリキャラが登場する続き物です。
しばしお付き合いおねがいします。


2015.03.08

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