ー3000HIT企画小説ー 4 PM.8:00 そろそろ終了の時刻。 この時間帯になると、客は わずかしかいない。 黒いエプロンを外している と、よーこさんに声を 掛けられた。 「桜木君、上がり?」 「あっはい。 よーこさんもですか?」 「ん。まぁね」 やっぱり近くで見ても よーこさんは美人だと つくづく思う。 ‥‥なのに、 何故こんなに怪我をするん だろう? やっぱり訳を聞きたい。 「あの」 「何?」 「何でいつも、 怪我をしてんですか?」 「また、その質問か…」 そう言ってよーこさんは 舌をぺろりと出した。 また、はぐらかされる のだろうか? 「彼氏とね、 毎日殴り合いになるの」 「え」 前*#次 [戻る] |