創作(短編・中編) 想う 君が好きだと叫びたい 後悔しても叫べない日々はもういらない あの頃に戻りたいとも言わない せめてもう一度夢の中で出会えたら 朝目覚めたとき手に残っていない つい半年前まではリアルな出来事でなんともないただの日常の風景だった 当たり前なことだといっていた 当たり前だった 君を好きだと叫びたい 後悔しても叫べない時間もういらない あの頃に戻りたいとも言わない せめて夢の中であの手の温もりを 時が過ぎる 人が動いている日常でただ一人うずくまる 時間に逆らっているつもりでも その声はその温もりはだんだん色褪せていく 君を好きだと叫びたい 後悔しても叫べない時間もういらない あの頃に戻りたいとも言わない せめてもう一度夢の中で出会えたら 君が好きだと叫びたい 後悔しても叫べない日々はもういらない あの頃に戻りたいとも言わない せめてもう一度 君と出会うことができたなら もうきっと後悔はしない [次へ] [戻る] |