ご指名は？1.5 67
『ンッふ...じゃあ、あたしと一緒のはじめての夜ね...？』
...彼女はその、見た者全ての理性を破壊しそうな胸を静かに、でも大胆に揺らし、片肘を上げ、これ程自然にウインクできる人はいないと思った。目がガパッと乾き、私は割とガチで変な気をおかすかとおもったーー..。「山田ッッ！？」
私はバばぁッッッ（はっ）とした。心の何かがおったったーー..涙を流しそうになった。何せ、おなごである私しかこんなに興奮してない（くくさん例外）。
という訳でどういう訳でそうなのだ！！！
華夜さんと私は、おおおおおお同じ部屋だったのだ！！！だからーー..今、お風呂に入ってるのはあの方で...
私は顔をばぢんっっと叩き、頭を伏せた。いや圧倒的美ーーーーーーーーーーーーーーーームリーーーーーーーーーーーーーー！ーーーーーーーーーーーーーーーー！ーー
私っ..わてしっ..はっ..とスマホをボンッと乱暴にベッドに落とす。右手で軽く覆った目が自分でも分がる爛々さで。
なんかの気の迷いで華夜さんを押し倒しカヤサンガーーのとこまで容易に妄想できてしまって..むしろくくさんと同室の方が華夜さん安心なのでは？と思ーーというかくくさん部屋ナカッタわ、いやというかこれからはやはり1人部屋にしてもらった方が良いのでは！！！？ァ゛ぁぁぁんんんんんんん？？？る？？？？？る
と思春期まっさかさかりな男子も真ッ青な事を悶々と考えてしまっている。ドッ..と冷や汗。わたくしはマジでこの後の自分の身を割とガチに心配していて左様ですか。
なぜ..ッなぜ私は...！！！
い、いやでもサァ、女子同士戯れでムネ触るとかよくある展開やん？さ〜わ〜ら〜せ〜ろ〜とか美少女同士がキャァってアニメとかで温泉回にて私得展開繰り広げられるジャン？あてしの場合、その欲望がちょっと..過激ﾅﾝﾃﾞｽｯｯｯｯｯ（告白）！！！！！！
いや違うよ！！？と私はグゥインッと顎を限界まで上げる。シャワーの音がｼｬﾜﾜｯてする度にドッ..とこれ関係何度も考えてしまう。くくさんの方がまぁまぁまぁまだマシレベルじゃ..とふらっと首の力が無くなる。
アッイヤジャナクテ！、どっかぶん投げたスマホを手に取り画面をガバッとのぞく！
「ちょっと..やばいんじゃない...コレ.....っ」
ホストで働くには18歳以上、高校生不可ーー...。
意識が空の上の遠い銀河までーー..飛んでった。なんか豆みたいな目になって口が笑ってる。私のかお。
と反して、私は気を持ち直した。瞬間ドバァッ！！と汗がーーーヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ。..いや待て？やばいぞ。だってあてくしまだ高校2年生ですし！！高校生でもあって18歳にもなってありゃへんけど！！！！！！！！ァ゛ァ゛こんなの皆さんに相談できない！！！！
なんにも知らないで入ってきたこの業界。ギャランギャランとした内装の中で、スマートに笑みを浮かべる、白スーツで男装でホストな自分から汗が流れるー..お縄。間違いなくお縄だ。しかも男装という事で自分だけマジに重罪になりそ..って！！
んハッとした。あれれ？じゃあ皆さんは..と皆さんの顔を思い浮かべる。隼人、さんとくくさんは、確か大学生くらいで...スウさんも...たしかそうで..
シャワワ....とまたシャワーの音して！！！！゛とそっちの方向いてしまう。か、カヤカヤサンサマギンギンになった目で華夜さんのナントモタマランなパジャマ部屋着姿を妄想し、んバぁッッッッ（はっ）とまた我に返る。
「って葉太郎くんと悪魔くん！！！！！もまだ高校生じゃんっ...！！！！！！！！」
ザッパァァァァン、と部屋内でも波がきそうな勢いだった。悪魔野郎の事は源氏名で読んじゃったけど、それもヨシ☆
いや☆とかゆってる場合じゃないな...えっ..どうしよう...！！2人にも罪を覆う事になっちゃって...！！？？？えっ待っ..
...最近異世界転生？や大魔法使いナタリン☆とかで源氏名決めようの会以外ホストから結構離れてたのにｨ！！！！！いきなり問題発覚！！？
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