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ご指名は?1.5 17

「...電話....の.......相.,.手は......"ぼく"......の....兄......」


えっ、

「スウさんお兄さんいたんですね〜!」

と私は手を合わせた。ふしぎなことに笑いが止まら
なかった。

「.....」

ふと後ろを振り返ると、え、隼人さ...

隼人さんはまた葉太郎くんを引き連れて、

「え..電話の相手お兄さんだってよ恋人じゃなかった
スウに恋人いないのかなだとしたら俺...」

「いやそれだけで青くなるのかオマエッッ!メンタ
ル意外に豆腐だな..」


「いやまだスウに恋人いないと完全に分かったわけ
でもないから葉太郎聞いてきてくれない...」

「ああ、いいぜ」

と、隼人は戻ろうとする葉太郎の頭をむんずっと片
手で掴んだ。

「いや...やっぱり俺には無理だ....直接聞くのは深刻なダメージが...」


あれ、なんだろう..?あ、電話相手が男だと知って
隼人さんは兄だとスウさんがウソついてるかもしれ
ないってこと葉太郎くん慰めてんのかな※違います。

「ごめんね鈴ちゃんっ!遅れちゃって..」

と、その小走り姿をポスターにしたら高い値が付き
そうな隼人さんをとりあえず拝む。疲れてるぐった
り顔を下げてハアハアいってる葉太郎くんも。

「へぇ〜〜ん!!プリンスぅブラじゃあいたんだAA
ッッッ!!!」

「ぐわっ!?」

と、いつのまにかくくさんが何気にバックハグして
いたので、私の肩に置いてあったくくさんの腕を、
反射的によける。

「ちょっちょっ、なにしてんすか!?」

と、側からみればくくさんが私を通せんぼして2人
で遊んでいるかのような図になった。

「くく、もう戻ったの?」

と菜太郎がくくさんのはねた髪をさりげなくなおす

。ぐぅぬぬぬぬぬな。こいつ美少年だもんな..!!

「んん〜〜ッッッjkのカラダを欲してたんだよぉ〜
んんッッッ!!!」

とまたくくさんがはあはあ息を荒くする。ていうか
くくさんはお気に入りの女性にもこんな変態なこと
してんの!?通報されない!?

「というかあッッッ、プィンスのooooッッッブラじゃあ会ってみたいぃぃぃ」

とくくさんはテンション高めに私をバックハグ。怯んでいるスキは無い。そのまま体をまさぐろうとす
るからーーーーバッと私は一気にしゃがみ込んだ。

「ブラじゃあやめ...ってええ??くくさんそんなキャラでしたっけ?」

と、私はしゃがみこんだ私を狙いにきたくくさんを
立って回し蹴りをズゴッッと喰らわせながら疑問を口にした。

「山田...動きが俊敏だ...!!たしかに、女性というだけで追いかけ回すイメージあるくくだからな..」

と葉太郎くんもうぅーんと腕を組んだ。うぅーん、
メルスィーンボォイ..

「くくは変態以外ほぼ気まぐれでできてるから、これは通常。決めつけるなよ。」

と菜太郎はサラッと腕を組んだ。双子や。..なんか菜
太郎の一言多い感じに慣れつつある。..イヤ腹立つ。

「まあたしかにスウさんのお兄様気になりますけど..」


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あきゅろす。
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