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Destiny〜if〜
3
激しい戦闘になっているのだろうことが、目を瞑っていてもわかる。
実際は、無数の弾丸をアスランは一つも擦らず避けていた。それでも慣れない者にとっては恐怖でしかない。
我知らず悲鳴を上げるフレイにアスランの檄が飛んだ。
「口を閉じていろ!舌を噛むぞ!?」
隙なく弾丸を躱しながら行政府と連絡を取るアスラン。その声にわずかに焦りが滲んでいた。
「こちら、アスハ家のアレックス・ディノだ!代表につないでくれ」

『こちらオーブ行政府。残念だが要望には応じられない』
「くそっ」
アスランは、その返答と激しさを増した攻撃に舌打ちをし震えてすがるフレイをみて悔しそうに呟いた。
「すまない」
機体がスピードを増し急浮上した。その瞬間フレイの意識が飛んだ

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あきゅろす。
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