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Destiny〜if〜
8
「住民の安全を保障する代わりに領有権を引き渡しを要請したんだ俺たちは」
「そんで、リナはその要求をあんたの為に蹴った。…そうだよな?リナさん?」
「…えぇ」
イザークの説明を聞いて驚いていたフレイはディアッカの言葉に更に驚いた。
「リナさんどうして!?」
リナは応えない。沈黙の後視線をザフトの二人に向けた。
「あなた達、本当に本国に連絡する気なの!?これが、外交上の処理だってわかっているでしょ!?」
“これ”というのはフレイの罪状である。ザフトの隊長とブルーコスモスとの間に癒着があったのを隠すためでもある。なので、罪状はあるが、捜査班が組まれるわけでもなかったのに一般兵がそれを知っていたとは。イザークは、自分の隊の捜査力の高さに頭を抱えた。

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あきゅろす。
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