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Destiny〜if〜
7
「隊長?どうされますか?」
イザークは我に返った。
「後で連絡する。今は下がれ。このことを知っているのは?」
「私だけですが…」
「ならば、本国の決断が出るまで箝口令を敷く。いいな!他言無用だぞ!?」
兵は敬礼をしその場を後にした。
フレイはその様子を茫然と見ていた。4人だけの部屋に奇妙な空気が流れた。
「やばいんじゃない。あの対応は?」
ディアッカの言葉にイザークは詰めをきりっと噛んだ。リナはフレイに駆け寄り背に庇って避けんだ!
「イザーク!あなた、本国にこのことを連絡する気なの!?クルーゼが何をしたか知って!?」
「リナさん?」
不安に揺れるフレイを見て、ディアッカは片眉を上げた。
「リナが守りたかった相手ってそれ?」
「………」
リナの沈黙にディアッカは面白くなさそうにフレイを見る。
「それ、のせいで他の住民が捕まってもいいとリナは思ったわけだ?」
ディアッカの言っていることがわからず、フレイはリナの顔を伺う
「ディアッカ!」
いいすぎたと視線で言うイザークにディアッカはへいへいと肩を上げた。
「リナさんどういうこと!?」
無言のリナにフレイは半泣きで問い掛ける。
「ねぇ!リナさん!?ねぇってば!?」
「落ち着け、俺が説明してやる」
泣きだしそうなフレイを見兼ねてイザークが切り出した。

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あきゅろす。
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