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Destiny〜if〜
3
「ローズ!!」
未だ揺れの収まらない室内にリナの凛とした声が響いた。
「リナさん?」
ローズは目を見開く、見慣れたリナは見慣れない格好−パイロットスーツ−に身を包んでいたからだ。
「患者と付近の住民をシェルターへ!早く!!」
「…ハイ!」
何がどうなっているのかはわからない。あまりの不安に心音が張り裂けそうなくらいに早い。それでも今やらなきゃいけないのは不安で泣き出すことでも、何がおきてるのかたずねる事でもない。
今、やるべきはここにある命を守ることだった。

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あきゅろす。
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