Destiny〜if〜
8
その日から、私は『フレイ・アルスター』ではなく、『ローズ・クレスト』を名乗るようになった。そして、私は腕や足に火傷のあとを残しておくことにした。
「でも、本当に良かったの?」
「はい。これは、私が・・・『フレイ・アルスター』が生きてあの場にいた証だから」
あの場で、爆炎に包まれて、キラに謝れた確かな証。もしかしたら、キラには届いてないかもしれない。それでも、もう彼に会うことすら許されない。
それでもいいと思った。それも罪なんだと。
そして、私はローズ・クレストとして、歩き始めた。
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